マンダリンオレンジ in hatenablog

esujiがアニメ・漫画について書くブログ。はてなダイアリーから引っ越してきました

かがり美少女イラストコンテストのレポートのようなもの(6月28日in羽後町)

 1ヶ月もたちそうなころにようやく報告です。ここ最近、研究室とSIREN:NTで忙しかったんです、許してくだしあ。特に@kiyoliveさんとか。
 ちょうどたまごまごさんが取り上げていらっしゃってたので、このタイミングを逃したら後がないと思い、今日も今日とて忙しいんですが、このレポートを仕上げてしまいたいと思います。
 また、本文中では羽後町のことを田舎田舎とうるさく言っていますが、僕自身が田舎生まれ、田舎育ちの、現在でさえ田舎在住なので気持ちが分かるからこその発言です。決してバカにしているわけではないので大目に見ていただけると幸いです。

あらすじにかえて

 まず、「かがり美少女イラストコンテスト」の概要なんですが、簡単に言うと、秋田県羽後町のド田舎でイラストコンテスト+豪華な絵描きさん達が羽後町の風景をポスターにして販売する、というイベントであり、ゲストとしてイラストレーターの西又葵さんのトークショー(?)が行われるぐらいに捉えてください。
 また、たまごまごさんが上手くまとめてくださっているのでそちらも参考に。
羽後町に見る、田舎と萌えのやさしい関係。 - たまごまごごはん


 イベントの存在はtwitterでの@kiyoliveさんのPOSTから知ったんですが、いかんせん車がないのでどうにもならんわと諦めていたところ、友人が、それなら俺が出す!じゃあ、行こう!ぐらいのノリで急遽参加決定。私の住む秋田県由利本荘市から直線距離で30kmほどですが、山道なので1時間ほどかかる+カーブの連続で行きも帰りも車酔いorz やっとの思いで辿り着きましたとさ。


 時間は午後4時ごろで日も高い時間でしたが、普段は静かそうな町並みが祭りを前に賑わいの気配を見せているのが印象的でした。もちろん、主にそれっぽい格好をした人達によってですけどね。まあ、僕たちも負けていないもので、そこを大音量でふぃぎゅ@の曲を流しながら駆け抜けた車を見たら僕が乗っていたと思ってください。
 

西又葵先生のこと

 時系列に書くのもかったるいので、ここからは一番のごちそうから項目ごとに書きます。。
 メイン会場に到着すると、さっそく西又先生用のイベント会場発見!



 ちょwおまwwwと誰もが思ったらしい素晴らしい会場ですね。普段は朝市なんかが開かれているそうです。


 午後7時からの予定なんですが、6時半にはちらほらと人が集まっていた模様。



 そして開演の午後7時。



 なんだ、この人だかりは。ざっと数えて150〜200人程の賑わい。東京の秋葉原じゃないんですよ?東京からは新幹線に乗って(途中はミニ新幹線で鈍行と同じ速度しか出せない)、鈍行に乗り換えて1時間くらい?、駅に着いたら1日数本のバスに揺られてからもけっこう歩かなきゃいけない田舎町ですよ?近隣の県からも山道くねくね、高速道路も多分近くにはないような辺境の地ですよ?


 それでも、こんなイベントが開催できるんだ!
 人がわんさと集まって、中には大阪から来たなんて人もいるような地域限定の集まりが出来るんだ!と素直に感心してしまいました。企画を立ち上げたやまうちさんには本当に拍手を送りたい。


 ともあれ西又先生が登場してトークショー(?)がスタート。写真はアップしちゃだめ、ってことだったけど、ご自身のサイトで公開されているので気になる人はそちらへ。
西又葵 オフィシャルサイト LOVESAVER
 この日(6月28日)は、ちょうどご自身の手がけたゲームの発売日ということですが、特に意図的なものはなかったようです。ただ、コミックの発売日が一日遅れるような田舎なので、会場に来ている人の中で、もう買った!という人はほとんどいなかったようです。


 ここで特別ゲストの羽後町町長が登場。そして、ご飯大好き西又先生あきたこまちでおにぎりを作るコーナー。それを羽後町の町長が食す。場は異様な雰囲気に包まれた!
 さらにナイスな情報。西又先生がイラストレーターとしてはおそらく初めて、お米のパッケージにかわいいイラスト(言いたいことは分かるな?)を描くそうで、実際に東京の百貨店などでも販売されるそうです。今年だったか来年だったか、新米の季節には羽後町産のあきたこまちを探してみてください。
 このへんで会場のあちらこちらから「羽後町始まったな」の声があがる。さらに、これから何かと羽後町とフューチャリングしちゃって下さい!というお願いを快く引き受けてしまうものだから会場は大盛り上がり。もう、やりたい放題ですね。

 西又先生への質問タイムなどもあったので一部抜粋させていただきます。

  • Q.どんな絵を描いているときが一番楽しいですか? A.けっこう・・・暗い感じの絵を描いているときが楽しいですね・・・

SHUFFLEですね、わかります。

  • Q.使ってるペンタブはなんですか? A.CGのときはワコムの一番小さいやつです

自分には特定できませんでしたが、詳しい人は分かるのかな?


 最後にサイン会もあったのですがサイン色紙をもらえるのが羽後町民30+その他、他所から来た人10人くらいの内訳っぽかったので早々に帰ることにしました。実際のところどうなったかは分からないので、誰か教えてくれないかなー。写真の掲載許可を伺うついでにやまうちさんに聞いてみようかしら。


その他のこと

 西又先生については以上です。
 あとはスティックポスターやらイラストコンテスト(これが本来メインのはずですが)の話でもしようかと思ったけど、写真がないと盛り上がらないかなー。そこそこに撮ってはあるんですが全部載せてしまうのもアレかと思うので掲載許可がもらえるかを実行委員の方に伺ってみたいと思います。
 えーと、かがり美少女イラストコンテスト実行委員会のページによると

撮影した写真は個人のブログ・mixiなどで自由に掲載していただいて構いません。というか、むしろしてください(笑)
ただし、会場に展示してあるイラストがハッキリわかるように掲載しないでください。

とのことなので自重します。こちらで我慢してください。
http://hachinosu175.blog107.fc2.com/blog-entry-37.html
 どれも「羽後町始まったな」、「いいぞ、もっとやれ。この方向性でどんどん行け」と女子中学生の会話が弾んでしまうような出来なので、埋もれさせてしまうのはもったいないと思うだけに残念ですが。


ところで、内側からの視点ってどんなもん?

 今回で第2回を迎えた「かがり美少女イラストコンテスト」ですが、もともとは町の名物行事である西馬音内盆踊りの前に行われる準備祭のようなものだったらしいです。
 時代とともに廃止されてしまったそうですが、それを新たな形で蘇らせたのが前年の第1回だということです。


 内外からやってきたオタクな人達が盛り上がっていたのは当然として、見てきた限りでは地域の人達もみなさん楽しんでらっしゃるようでした。文字通りのお祭り騒ぎ、そりゃしますよ!娯楽の少ない所ほどお祭りは重要なコミュニケーションの場にもなりますからね。


 外からのオタクと内なる住人の垣根なくコミューン・・・・・・できてたかは微妙ですが、いざこざは特になかったと思います。・・・・・・住み分けができていた、が一番しっくり来るのかなあ。下の写真は日の沈む空が綺麗で撮ったんですが、御輿の行方を気にするか、西又先生登場に備えて会場の場所取りを気にするかの分かれ目といったところでしょうか。
 



 また、「田舎であればあるほど”萌え絵"のようなものも『めんこい』で済み、異質なものと思われない」といった説ですが、・・・・・・田舎で生まれ育った私にも判断はつきかねます。個人的には、自分が完全にオタクなのでアウトオブアウツです。ただし、この試みは考え方ぐらいは見直してみようと思う素晴らしいイベントであったと断言できます。


 8月16〜18日は西馬音内盆踊り本番なので近場の方は足を運んでみてはどうでしょう。
 もえたん等でおなじみのPOPさん描き下ろしのうごまちMAP完成版の配布もあるはずなので、それ目当てでもゴーゴー。



7/26 4:26 追記

いやはや、たまごまごさんにトラックバックを送ってみたら、たまごまごごはんでこのエントリを紹介していただいたようです。
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20080726/1217010193
こんな時間にもかかわらず、アクセスがやたらと伸びているので写真の1枚でも追加しておきます。



肝心のイラストコンテストの様子です。
張り出されたイラストから3点までに投票ができるようになっています。全部で70弱の作品があったと思いますが、秋田県内はもちろん、東京、大阪など全国にわたっての応募があったようです。スティックポスターにも参加されている角館秋月さんは香港出身、秋田大好きな方なので、世界的な応募があったと言ってもいいかもしれませんw("角館"は秋田県内にある地名です)。


写真では顔を隠させていただきましたが、服装などから見ても老若男女を問わず、このイベントを楽しんでいる様子が見て取れるのではないでしょうか。


ちなみに、後ろの建物は盆踊り記念館(正式な名前は忘れました・・・・・・)です。イラストの掲示、広場への近さ、ポスターの販売と、このイベントの中心的存在でした。


14:11 追記の追記

他のブログかなんかで紹介してるとこはないもんかと探してみたらこんなページが。


公式に限りなく近いと評判の第二回かがり美少女イラストコンテストレポート


コミックラッシュで連載されている初音ミクの漫画並みの公式っぷりで、詳しい情報も写真も掲載されています。そうそうこれこれ、ってぐらい雰囲気が伝わってきました。