11/17 ゆゆ式オンリーこと「情報処理部まとめ!にかいめ!」に出展します
タイトル通りでございます。
当サークル、ポストモダンのポリアネスは「情報処理部まとめ!にかいめ!」に出展しますので、その告知です。
イベント概要
「情報処理部まとめ!にかいめ!」
公式サイト:http://maekawasdf.wix.com/yuyuyu#!gaiyou/cjg9
日時:2013年11月17日(日) 11:05-15:00
場所:大田区産業プラザPio の多分2F
スペース:NO.8
頒布物は、ポストモダンのポリアネスvol.1-3まとめ本(500円)と無料のペーパーです。
ペーパーの内容は、岡ち本として有名な(?)「ゆゆ式の手帖」(LavenderBlue様)に寄稿させていただいた「実は岡ちがグループ同士のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしているんだぜー」という話を、今度は縁さん側から見たものについて書く予定です。あくまで予定です。
LavenderBlue様のサイトはこちらから
http://lavenderblue.jp/selfpublishing/index.html
この日は合同でのオンリーイベント開催ということですが、同会場の1Fでは艦これオンリーも実施され、大変な混雑が予想されます。一般参加の方はくれぐれもお気をつけてご参加ください。
今年の6月2日にも今回の主催団体様で艦これオンリーが催されたのですが、その時は時期尚早すぎて参加サークル数が3でした。ここ数ヶ月での勢力拡大っぷりがうかがえますね。
以上、ちょっとした世間話でした。
縁さんのタブルハンドトリックの話
私です。
11月11日は三上小又先生と『ゆゆ式』の縁さんの誕生日です、おめでとうございます。
べっ、別に誕生日だからってわけじゃないんだけど、アニメ『ゆゆ式』を見てたら縁さんは両手を使ってのアクションがやたら多い、というか全話にあるのではないだろうかとずーっと思ってたのでこの機会に調べて・・・あっ、この機会っていうのは誕生日ってことじゃなくてね・・・そう、冬コミが近いからそのネタ出しにね、そう! だから縁ちゃんのためじゃないんだからねっ!(ツン)
告知
ついでに冬コミの告知をば。
今回は評論の方で受かりました、やったー。
とは言いつつも、1日目のゆゆ式島に委託したり売り子やってるかもしれないですので遊びに来てくんせー。
肝心の中身は、4コマ評論&ゆゆ式評論の統括! ということになってるけど、そんなに決まってないよ、イエーイ。
配置:12月31日(3日目) 西も22a
本文
ということで、「縁さんが両手を使って動いているところ」というざっくりした基準で場面を探してみました。
1-4話分も探して見つけてはいますが、画像の用意が間に合わなかったので割愛。
頑張って自分で探してみよう!(いつもの逃げ)
11話
小便はすませたか? 縁さんにお祈りは? 部屋のスミでガタガタふるえてアニメ最終話を視聴する心の準備はOK?
いまっさらな話だけど、元は一枚の扉絵がちょいと動いて味がつくって良いよね(今更)
12話
手を前に突き出して走るってのは意外と大変だけど、唯ちゃん、ゆずちゃんに会いたい気持ちがあればこそなんだよ・・・(感慨)
4P25の4日目でも触れたけど、縁さんのカバンの持ち方は両手持ちで可愛いねえ。
続・ゆゆ式MANIAC 4P25 4日目 「カバンは扇子」 - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130221/1361454504
珍しくきちんと前からのカットがあったので載せてみた。
まとめ
三上小又先生&縁さん、お誕生日おめでとうございました!!!万感の思いを込めて。(デレ)
『ゆゆ式』に関する出版物や資料及びポストモダンのポリアネス頒布物まとめ
ご挨拶
アニメ『ゆゆ式』関連資料の決定版とも言える『ゆゆ式 TVアニメ公式ガイドブック ~情報処理部のライフログ~』が発売され、AniFavさんで集中連載されていた脚本家・プロデューサー・監督・作画監督インタビューも出揃いつつ、1年前の夏コミから活動してきた弊サークル「ポストモダンのポリアネス」も先日のC84にて頒布したvol.3でひとつの区切りとしてやるべきことは落ち着いたかなあ、という昨今、いかがお過ごしでしょうか、私です。
概要
落ち着いたらやろうと思っていた各話感想も、資料が出揃いすぎて言及の幅が無限大に広がったためどうしようとも思い悩み始めたので、ここいらで一旦、私が知っている限りの情報を整理してみようというのが本エントリの趣旨です。近くにゆゆ式のイベントもありますし、ちょうどいいですね。
資料のありかだけまとめておいたら、新たな『ゆゆ式』への言及者が出てこないかなあという期待もありますので、興味のある方はなんなりと申し付けて頂ければ資料の横流しも一般的常識の範囲内では吝かではありません。
私ごときがこんな基礎的なことをやらないといけないくらい人がいない界隈ですので、人材はいつでもwelcomeでございます。
評論・批評を行うことにつて
さて、一応は「4コマ漫画の評論」を掲げている弊サークルですが、そもそも評論・批評とはなんやねんという話をついでにしておきます。とはいっても、ほとんど受け売りなのですが、きづきあきら著『ヨイコノミライ』4巻に出てくる「作品への新しい読み方を提示して、作品と作家と読者に、新しい道を拓く」というものだと考えています。
作家さんが面白い作品を生み出すのはもちろん、読者は読み取り方を模索することで面白いと感じられる作品が増えていく。その循環が巡り巡って、世に面白い作品が増えていくと私が幸せになります。
果たして、私のアウトプットがその定義に沿うものになっているかどうかというのはいつも自問することですが、「評論・批評」というと作品を無遠慮に貶す作業だと思われることもよくあるので、釈明のつもりでこの場をもって言っておこうかと思った次第です。
『ヨイコノミライ』は全体的にぐさぐさと刺してくる漫画ですが、
それだけに得るものはある作品だと思いますので、一度は手に取ることをおすすめします。
『ヨイコノミライ(4)』 - 魔王14歳の幸福な電波
http://d.hatena.ne.jp/Erlkonig/20061127/1164554658
漫画『ゆゆ式』について
さて、前置きが長くなりましたが本題の『ゆゆ式』に移りたいと思います。
とりあえず原作である漫画とアニメとは分けて書いていきます。
作者:三上小又
公式サイト
http://mikamikomata.blog136.fc2.com/
pixiv
http://www.pixiv.net/member.php?id=873657
Twitter
https://twitter.com/mikamikomata
同人誌については色々とありますが、その多くが現状で入手困難なので割愛します。情報自体は後述の『マンガルカ vol.1』にまとまっていますので買ったり調べたりしてください。)
その他、普通の手段で入手できる三上先生のお仕事
ひだまりスケッチアンソロジーコミック (3) (まんがタイムKRコミックス)
けいおん!アンソロジーコミック (1) (まんがタイムKRコミックス)
内容
実際に読んでみよう
ストーリーアンソロジーコミック
そういうのもあるんだ。じゃあ私、生徒会行くね。
ゆゆ式 ストーリーアンソロジーコミック (1) (まんがタイムKRコミックス)
ファンブック
『ゆゆ式 一式』
キャラクター解説、柱ネタ完全版、に加え、店舗特典等のWORKS、三上小又先生インタビューなどファン必携の一冊。67億部くらい売れろ。
アニメ化後に発売されたので勘違いされやすいようですが、中身は原作漫画についてのことがほとんどです。
アニメ『ゆゆ式』について
アニメ公式サイト
メインスタッフ・キャスト・各話リスト
wikipedia先生におまかせあれ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%82%86%E5%BC%8F
BD・DVD
全6巻で現在5巻まで発売中。
BDには本編の他に本編に合わせてのオーディオコメンタリー、ゆずこ達3人を猫化した『にゃにゃ式』、大久保瑠美さん・種田梨沙さん・津田美波さんがメインパーソナリティのラジオ「ゆゆ式放送室」、ブックレットに小倉プロデューサー・かおり監督・田畑総作画監督の座談会がそれぞれ収録されていて作品を色んな角度から楽しめる要素が詰まっています。実際ためになる。
ゆゆ式 1 (初回限定版) [Blu-ray]
ゆゆ式 2 (ファンイベント先行抽選券封入Blu-ray初回限定版)
ゆゆ式 3 (初回限定版) [Blu-ray]
ゆゆ式 4 (初回限定版) [Blu-ray]
ゆゆ式 5 (初回限定版) [Blu-ray]
アニメ『きんいろモザイク』とのコラボ
筆者が力尽きたので自分で調べてみよう!
アニメファンブック
『ゆゆ式 TVアニメ公式ガイドブック ~情報処理部のライフログ~』
キャラクターの設定集、各話への言及をはじめ、スタッフインタビューは撮影監督や色指定・色彩設定の方々にも及ぶという文句のつけようがないアニメ、ファン、ブック。こっちは100億部くらい売れろ!
サントラ
エグジットチューンズ (2013-07-17)
売り上げランキング: 8,166
全力で買おう。
キャラソンアルバム
エグジットチューンズ (2013-07-17)
売り上げランキング: 53,062
全力で聴こう。
キャスト・スタッフへのインタビュー
他のアニメ作品がどうなのかはよくわからないですが、それはそうとしてもキャスト・スタッフへのインタビューがとても多い作品なのではないかと思います。
WEBで読めるものを中心にまとめておきますので読破してみましょう。
スペシャル -TVアニメ「ゆゆ式」公式サイト-
http://www.yuyushiki.net/contents/hp0009/list00000000.html
メインキャストインタビュー、ACEイベントレポート、BGM収録のレポートなど。あの素晴らしいBGMがどのように生み出されたのか、刮目の価値あり。
ナタリー - [Power Push] アニメ「ゆゆ式」楽曲関係者10名による座談会 (1/4)
http://natalie.mu/music/pp/yuyushiki
OPED発売時のもの。Twitterで知ってるふわりPと全然イメージが違うんですがそれは。
ナタリー - [Power Push] アニメ「ゆゆ式」キャラソンアルバム発売記念 声優メールインタビュー&楽曲関係者11人座談会 (1/7)
http://natalie.mu/music/pp/yuyushiki02
キャラソン発売時のもの。あの素晴らしいキャラソン達がどのように生み出されたのか(ry
総力特集! アニメ『ゆゆ式』(0)――導入コラム「『ゆゆ式』のルール」:高瀬司
http://anifav.com/special/20130618_1464.html
高瀬司さんによる『ゆゆ式』のルールを理解するためのコラム。これから続くインタビューのためにわざわざ書き起こす程の熱量に圧倒されます。
総力特集! アニメ『ゆゆ式』(1)――シリーズ構成・高橋ナツコ インタビュー 「普通のアニメでは当たり前のことが『ゆゆ式』では当たり前じゃない」(前編)
http://anifav.com/special/20130618_1467.html
シリーズ構成(+脚本)の高橋ナツコさんインタビュー。
総力特集! アニメ『ゆゆ式』(4)――プロデューサー・小倉充俊 インタビュー 「『ゆゆ式』は言葉にならない、でも"じわじわ"くる」(前編)
http://anifav.com/special/20130913_1975.html
この方が『ゆゆ式』ファンだったのでここまでのアニメになったということで、足を向けて寝られません。
総力特集! アニメ『ゆゆ式』(7)――かおり(監督)&田畑壽之(キャラクターデザイン・総作画監督)インタビュー「すぐ相談できる環境が『ゆゆ式』を支えた」(第1回)
http://anifav.com/special/20130920_2017.html
最後にかおり監督と田畑壽之さんのインタビュー。画作りについての色んなお話。
総力特集! アニメ『ゆゆ式』(番外編・その1)「キネマシトラスさんを訪ねてみた&原画集の話を聞いてみた」(前編)
http://anifav.com/special/20130809_1801.html
夏コミ前の特集。
コミックマーケット84にて頒布された資料
原画集
コミケ初日はなんとか購入できたようでしたが、2,3日目はけっこう厳しいようでした。アニメファンブックと併せて読むことで『ゆゆ式』の制作について補完できるような内容なので、なんとか再販していただけないかなあと願っています。
https://twitter.com/yuyushiki_anime/status/363138820557897729
スタッフ本
小倉プロデューサーから研修中だった新人アニメーターの方々まで揃っている内容にキネマシトラスという制作会社の人柄を感じるといいますか。いや、本当におつかれさまでした。ところで再販は(ry
ゆゆ式に言及のある同人誌
『サークル5M vol.4』
私が萌え4コマとジャンルに傾倒することになったきっかけ。
この本を読んで「『ゆゆ式』と『ふおんコネクト!』ってのが面白そうだなー」と思ったところから3年、思えば遠くに来た気がしますね。
残念ながら現在では入手困難。編集者の一人である峰尾さん(@mine_o)にはたまにお会いするので再販要望は出してますがなかなか難しい模様。
『マンガルカ vol.1』
「三上小又インタビュー ゆゆ式「式」」というとても実のあるインタビュー記事が載っています。『ゆゆ式 一式』にも三上小又先生インタビューはありますが、そちらよりも考察に役立つ情報が多いと思います。ペンネームの由来なんかもなかなか面白い話でした。ポモアネスvol.2執筆の際や本ブログ記事の4P25シリーズの元にもなったりと大変お世話になっています。
先述の三上小又先生の同人誌経歴も網羅されていますが、正確には「vol.1.1」のバージョンでないとそこまで詳しく載ってないので注意。
『マンガルカ vol.2』
AniFavでアニメ『ゆゆ式』の各話感想を担当した杉田悠さんによる、こちらは漫画『ゆゆ式』論評が掲載されている。執筆時はアニメ放送前ということで、それまでの『ゆゆ式』を統括するような熱量と内容の濃さにただただ圧倒されます。杉田さんがいるので僕は好き勝手に『ゆゆ式』について言っていればいいやと思えるレベルなので気が楽になります。
現在、通販用や委託店舗での在庫は無さそうです。
紹介ページはこちらhttp://animerca.blog117.fc2.com/blog-entry-45.html
サークル「ポストモダンのポリアネス」でやったことまとめ
参考書籍
とりあえず読んどけ的な2冊。
他にも思想地図シリーズとか『ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち』なんかも大変参考になりました。
頒布した同人誌
ポストモダンのポリアネス vol.1(初出:C82 2012年8月)
アニメ化した萌え4コマ作品→萌え4コマの特徴抽出による分布図→そっからだとよく分からないけど結局、萌え4コマの何が面白いの? という論拠を積んでいったもの。最後は積み重なったものをぶち壊しながら『ゆゆ式』推しに繋げたせいでこういう評価をもらうのも仕方ないね。
ポストモダンのポリアネス vol.2(初出:コミティア103 2013年2月)
アニメ化の前にまとまったものを出すべく、原作について考察したもの。
ギャグ要素からみてもセンスの問題に帰結するのでよく分からない、後回しだ→客観的に評価できるデータから考察してみよう→感情移入を促進させている要素を考察してみよう→作中で描かれるコミュニケーションの心地よさを考察してみよう→カメラワークがすごいので考察してみよう(出来に満足いかなかったのでブログ記事の4P25シリーズにつながる)という流れ。
他、すぱんくtheはにー氏と鏡塵=狂塵氏による論稿、karimikarimi氏による編集後記(だけの参加)と盛りだくさんの内容。
ポストモダンの祝祭(初出:コミティア104 2012年5月)
『GJ部』すげーよ、これはなんか『ゆゆ式』に繋げたらすごいんでねーの?という勢いで出したもの。すいーとポテト氏による「4コマ小説とは何か」を解説していただいた論稿もあり、謎の小説(?)もありの謎本。もうちょっとGJ部魂を磨いたら再度挑戦してみたいテーマ。
ポストモダンのポリアネス vol.3(初出:C84 2013年8月)
ついに『ゆゆ式』がアニメ化ということで色々なことについて語った1冊。
すぱんくtheはにー氏による4コマ漫画史を見つめなおすきっかけになるようなならないような論稿は、忙しくて検討や改稿の準備が進んでいないのでそろそろいろいろやっていきたいですね。
ポストモダンのポリアネス -CHANGING SAME- (初出:名古屋コミティア43 2013年9月)
vol.1〜3をとりあえずでまとめたもの。
そのうち通販開始予定です。
ペーパーまとめ
今までに3回出した無料ペーパーのまとめをpdfで配布します。
24MBもあってバカじゃないのと思いつつも圧縮がめんどいのでとりあえず置いておく。
http://pori.island.ac/pomo/paper3.pdf
3枚目頒布時に今までの分をまとめて20Pの小冊子(無料ペーパー)として頒布したものなので、構成は3枚目分のあとに1枚目分、2枚目分と続きます。
全体的に参加
@tatunokosso
1枚目参加者
@twinkle_SA:初めての『きらら』読者のためのゆゆ式論第一
@tatsuzawa:『ゆゆ式』論と称する事実上の『けいおん!』『たまこまーけっと』論
@technomover:タイトル未定
@hachinohe:“ゆゆ式エロい学会”初級編
@toragiko:ゆゆ式いず文学
@ya53:「まなざしをさえぎるフキダシ ゆゆ式教室空間設計概要〜4巻62-63pから〜」
2枚目参加者
@iwasakiizumi
@burningsan
3枚目参加者
@kanduki_lily
@SpANK888
@hachinohe
@FlowerThief
@xiang4ri4kui2
11/17のゆゆ式オンリーに向けてまたペーパー作ると思うので、なんか書かせろやって方はウォーミングアップをお願いします。
作った資料
yuyudb.xls
今年1月の時点でデータ入力が止まっているので、もうちょっと整備して公開します。
これらはブログやTwitterや同人誌での言及時に自由に参照して頂いてかまいません。ただし、内容の整合性は保証致しかねます。
これが載ってないぞゴルァといった指摘は大歓迎です。
シンガポールとガッチャマンクラウズにおける世界のアップデート対比
私です。
今更ですが、1話〜7話一挙放送(31日まで!)の勢いもあってガッチャマンクラウズをようやく見始めました。
ガッチャマンクラウズ | 日テレオンデマンド
http://vod.ntv.co.jp/program/GATCHAMAN_Crowds/
感想は色々とありますが、ブログ界隈の論壇に交われるほどきちんと見ていないのでおいておくとして、ギャラックスのマッチングシステムって前にテレビで見たアレじゃないかと思いあたったので書いておくだけのエントリでございます。
ガッチャマンクラウズ 第2話より
「階段から落ちて怪我してる人がいるんですけど」
「大丈夫、落ち着いて対処しましょう。救急経験を持つギャラクターがその付近に3名います」
シンガポール赤十字社が運営する「Rapid Rescue」
見出しのとおりですが、シンガポール赤十字社提供の「Rapid Rescue」という名のiOSアプリがまさにギャラックスのマッチングシステムだったなあと。
説明の動画があるので見てもらえると分かりやすいのですが、
導入部がちょっと長いのでかいつまんで説明すると
- メディカルエマージェンシーが起こった時には時間が大きな問題となる
- 4分以内に脳には酸素がいかなくなるよ
- でもシンガポールは渋滞が多くて、救急車が到着するのに8分くらいかかってしまう
- いったい何が身近なところでそれらの助けになるのか?
- シンガポールには応急処置の訓練を受けた人が12000人がいます
- 彼らがあなたの電話のタブに位置することができたとしたらどうでしょうか?(英訳むずかしい)
- このアプリは、事故にあった人と被応急処置訓練者を即座に繋げます
ここから動画の48秒あたりからを見てもらえると早いです。
もしくはiTunesストアのページで紹介されてる図を参照ください。
Rapid Rescue (iTunes)
https://itunes.apple.com/app/id521587715
ガッチャマンクラウズの世界が2015年であることと、ギャラックスのシステムがもうちょっと進んだものであることを考えると、現実と妙な進行度のマッチがあって興味深くあります。
また、赤十字社は「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」の7原則を掲げる団体ですが、シンガポールでアップデートされている現実と、ルイルイくんがアップデートしていくであろうガッチャマンクラウズの世界の対比にも注目していきたいと思います。
参考:
今井哲也氏による7話時点までのガッチャマンクラウズ評 - Togetter
http://togetter.com/li/555180
赤十字社 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%8D%81%E5%AD%97%E7%A4%BE
夏コミとコミティアを終えて
8月もあと少しで終わるという今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
去る8/10にはコミックマーケット84、8/18にはコミティア105と立て続けに大きなイベントがありましたが、無事に終えられましたことを今更ではありますがご報告します。
コミケ
コミケに関しては、とにかく暑さとの闘いだったことが忘れられませんが、もう一方で、評論の同人誌を出しながらも作品別のブースに配置されるという闘いも地味に行われておりました。
いきさつとしては、今回(C84)から評論ジャンルの編成が変わったということがあります。手元にあるとこでC85用になりますが、その申込書によると「批評・イベント・飲食物・郵便・医療・育児・体験談 (アニメ・ゲーム・特撮に関しては、それぞれのジャンルで)」ということで、もともと『ゆゆ式』に関することをvol.2の続きとして書く予定だったのでFC(青年)での配置と相成りました。
いざ当選して周りの配置を確認してみると、全体で見ればまんがタイムきらら系の島で、隣4つが『ゆゆ式』二次創作、もう片方の隣3つが『トリコロ』二次創作、そしてお向かいは『けいおん!』島と可愛い絵にがっちり囲まれており、文字だらけの本が果たして売れるのかしらと果てしなく不安ではありました。
果たして、ふたを開けてみると・・・そこはそれ、やっぱりなかなか手にも取ってもらえませんでしたが、途中から「『ゆゆ式』の評論とかなんとかやってます」みたいな(うろ覚え)張り紙を出してからポツポツと売れるようになり、お昼を回ると企業を回り終えた知り合いの方が来てくれたりもして、予想を裏切って早めの完売となりました。部数を控えめに持っていったこともあって、完売後に来ていただいた方々には本当に申し訳なく思っています。
コミティア
翌週のコミティアでは、僕の観測範囲内で買い漏らした何人かの方に購入していただくことができましたが、コミティアに来られるような人は他のイベントにも来られるって人が多いのでやっぱりコミケは多めに持って行こうと決心した夏でした。
あとは、2日で制作されたというコミティアレポートがちょうど今日届いてましたが、そこでもたくさんの意見があったように会場が鬼のように涼しかったの一言に尽きます。裏では空調やら窓やらの設定がいろいろとあったようで、非常にありがたかったです。
いろいろあった
初めて同人誌即売会に参加した去年の夏コミからちょうど1年、ポモアネス3冊と号外1冊を作ったりブログであーだこーだ言ったりしてたら色んな人と知りあえたり、思いもよらない方に本を買いに来て頂けたり、キネマシトラスの列に並んでいたと話題になっていた気合の入った唯ちゃんコスプレの方がゆゆ式島にいらっしゃって眼福だったりと非常に充実した夏のイベントになりました。
多くの方からブログ見てますとお声がけ頂いてありがたかったのですが、執筆ペースから考えると「各話感想の続きはよはよ」と勝手に受け取ってしまっていました。そちらもぼちぼち再開していきたいと思います。
えすじ先生の次回作にご期待ください!
コミケ3日目 16:30 東6ホールにて
これから
そんなわけで次のイベント参加の告知です。
zine展3
【展示期間】
2013年9月5日(木)〜2013年9月17日(火)
12:00〜19:00(最終日は17時まで)
銀座の展覧会場にて色んな同人誌が読めたり買えたりという一風変わった展覧会。
2回目の参加サークルを見てもねよぽよさんくらいしか分からんので、完全に浮いてる気がしますが面白そうなので参加してみることに。
展示期間が約2週間と長いのでお暇な時に遊びに行ってみては。
夏コミ新刊のポストモダンのポリアネスvol.3を少部数を頒布します。
価格は400円の予定です。
zine展3 ご出展者募集のお知らせです。 | 銀座モダンアート
http://ginzamodernart.com/?p=4419
名古屋コミティア43
開催日 2013年 9月29日(日)
開催時間 11:00〜15:00
会場 名古屋国際会議場 白鳥ホール
3月開催のものに行きましたが、アットホームな雰囲気がすごく良い即売会でした。
気になったらすべての見本誌に目を通せる規模なので、未知のジャンルの良本と出会えたのもグッド。
冬コミ(受かったらですが)の前哨戦としてポモアネスvol.1〜3をまとめただけのもの(時間的に加筆修正はしない予定)をオフセットで出せたらいいなあと思ってます。
また、アニメ・マンガ評論刊行会様のアニバタvol.4,5も極少数部委託販売する予定です。中身はこちらをチェック→http://www.hyoron.org/anibata4_5
入場には別途ティアズマガジン(600円)が必要です。
ポストモダンのポリアネス 夏コミとコミティア105の告知
来る8/10は夏コミ(C84)、8/18はコミティア105に、
本サークル ポストモダンのポリアネスはそれぞれ出展いたしますのでご連絡をば。
スペース紹介
夏コミ:1日目、西け05a 評論系が単体の作品ものと純(?)評論ものに別れたため、お隣がゆゆ式ブース4件とトリコロブース3件に挟まれた、素敵なきらら島デビューです。お誕生日席には鈴城芹先生のサークルが鎮座される素敵空間です。まったりしてると思いますのでゆっくり遊びに来てください。
コミティア105:し12a こちらは普通に評論島かと思われます。夏コミから1週間後なので人の入りも少ないと思いますのでこちらも
ゆ っ く り し て い っ て ね ! !
頒布物
メイン頒布物は新刊のポストモダンのポリアネス vol.3 「続・ゆゆ式MANIAC」になります。
多分、出ると思います。
最悪、表紙とすぱんくさんの原稿だけで売ります。
表紙はいわゆるオライリー本の装丁パロディです。
元祖と同じく、イラストはこちらの本から引用。
(かの有名なラクダ本のイラストも載ってました)
肝心の中身ですが、アニメ『ゆゆ式』についての総論と細々とした要素へのツッコミになっています。
あまりにも時間が足りなかったため、各話ツッコミはブログの方でやっていくことにしました。
また、vol.2に引き続いて、すぱんくtheハニー(@SpANK888)氏より、
「『伝染るんです。』から『ゆゆ式』へ――不条理と日常、あるいはその先へ」
と題する12,000字超えの論稿を寄せて頂きました。
表題に関する理が論稿中で成立しているのかはさておき、90年代に隆盛した不条理系と呼ばれる作品から現代の萌え4コマに至るまでの系譜を新たな視点で問いただす、非常に挑戦的な議題になっています。
と同時に、私が『ゆゆ式』のアニメ化に浮かれすぎていて忘れかけていた本サークルの「4コマ評論」という立ち位置を改めて思い出せる内容になっていますので、『ゆゆ式』に興味がなかった方にも手にとっていただきたいと思います。
その他、既刊のvol.2と、ポモ祝を少数持っていく予定です。
また、極小数部になってしまいますが、6/2のゆゆ式オンリーにて頒布したペーパーまとめ冊子を無料で頒布します。ご希望であれば、お声がけください。事前に言って頂ければ取り置きもできるかと思います。
アニメ『ゆゆ式』最終回に寄せて── 原作厨からの何某
先日、アニメ『ゆゆ式』の最終回が放映されました。
各話ツッコミをようやく3話まで終えた本ブログですが、お礼の言葉だけは早めにと思ってこの記事を書いています。
ただの思い出語りと色んな物の整理になっていると思いますがそこはご愛嬌。
アニメが終わったからではなく、
次に繋げるために。
少しだけお時間を頂ければ幸いです。
アニメスタッフと私
私にとって『ゆゆ式』アニメスタッフの方々というのは、非常に羨ましい存在であったのです。
仕事として時間をかけながら、お金もかけながら、また原作者の三上小又先生から作品解説も頂けながら『ゆゆ式』について携われるなんて、世界一幸せな人種なのではと思うほどです。
代償として、キャラクターコミュニケーション描写の最先端であり極北を走るような漫画作品をアニメーションとして再構築しなければならない。萌え4コマを読み始めた当時から3年間、『ゆゆ式』に触れ、考え続けてきた私からみても、「(人類には)まだ早いのでは」と思えるミッションでした。最悪の場合、「私は原作厨なので、アニメのことは知らんな」という自分専用の逃げ道まで用意していた程です。今から思うと最低の言動ですが、それくらいしないと心を保てそうになかったのです。それだけ自分の中で大切な作品です。
そんな心配をいとも簡単に打ち破ってくれたアニメスタッフには素直に感嘆し、感謝し、それなりに嫉妬もします。
こういう表現できたかーとか、アニメとしてはこういう回答かーとか。素晴らしい音楽とか声優さんとかめっちゃ動かせる作画勢とか。くそう、くそう(C.V. 赤崎千夏)。
まだそんなに見返してない話数に関しては、納得のいかない部分もあるにはあるのですが、全体的に込められた作品への愛の総量は疑うべくもないので、とりあえずは各話ツッコミでその愛を拾い続けていきたいと思います。
・・・というか夏コミまでに間に合わないといかんのですけどね。
今までのこと
沿革やらなんやらを書こうと思ったものの、大切なことはだいたい書いていたという。
過去の自分は本当に偉いなーって思います。
・『ゆゆ式がアニメ化するんだが俺はどうしたらいい?』 序章 - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20120829/1346248643
・萌え4コマのタイトルといえば「ひらがな4文字(+記号)」という印象は正しいか - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20120918/1347948837
・『ゆゆ式がアニメ化するんだが俺はどうしたらいい?』 萌え4コマを語る前提について(要約版) - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20121113/1352821293
・続・ゆゆ式MANIAC 4P25 1日目 「4コマ漫画のカメラワーク」 - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130218/1361197953
・アニメ『ゆゆ式』PVの歩き方をコマ送りしてみた - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130403/1365001127
・アニメ『ゆゆ式』のPVと原作を並べてみただけ - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130408/1365428837
・2番目に遅い『ゆゆ式』1話感想─アニメの出来を死ぬ程心配していた原作厨の目線から─ - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130415/1366039893
・アニメ『ゆゆ式』2話について基礎的なツッコミをするだけ - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130513/1368467177
・アニメ『ゆゆ式』3話について基礎的なツッコミをするだけ - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130623/1372009553
これだけ1つの作品について考えてるのも気持ち悪い奴だなあと、
エントリや同人誌用の文章を書きながら思うことはしょっちゅうです。
それにもだんだん慣れてくるのがこわいです。
考察とかなんとか
私にとってはアニメが「終わった」と言うよりも「出揃った」という気持ちであって、完全には見えなかった全体の流れについてようやくなんか言えるぞー、という感じなのですが、
「1年生の春から始まって、2年生の夏で終わったことについて」とか
「アニメ『ゆゆ式』はあの空に繋がっているんだ」とか
「原作では1年生を2年分、2年生を3年分ループしている構造からアニメでは12話連続の構造になり、2年生の冬にあったエピソードを前倒ししてまで12話の中に入れてきたことのキャラクター擁立性の工夫」とか
「最近、色んな人が言ってる『ルールを更新していく作品』っていう論は『GJ部』なんかの物語に比重を置かない作品にも言えることで、その場合はルールの提示を丁寧かつ慎重に繰り返していく必要があるよねその技法は秘匿されることが多いからもうちょっと視聴者の立場から解き明かしてもいいのかもしれないしそうしないとそこに付いていけない視聴者がかわいそかわいそなのです」とかとか、
そんな話は、別に私が書くまでもなく世に出てくると思いますので、しばらくは様相を見守りたいと思います。