マンダリンオレンジ in hatenablog

esujiがアニメ・漫画について書くブログ。はてなダイアリーから引っ越してきました

2番目に遅い『ゆゆ式』1話感想─アニメの出来を死ぬ程心配していた原作厨の目線から─

2話の放送前日なので、リリースとしてはかなり遅いけど、
なんとかFavさんよりは早いだろうからこんなタイトルに。

さて、待ちに待った本放送でした。
1話全体を通して、原作への愛が感じられたので、
できるだけ拾いながら、感想も書いていきたいと思います。
なお、4P25にも登場した某t氏やら色んな方の意見も取り入れてたりします。ご了承下さい。

アバン

わずか3分のアバンですが、作品全体を印象付ける上で重要なパートです。(cf.けいおん!!

・ファーストカットの唯ちゃんの制服。

t氏「アニメはファーストカットで9割決まる。制服を映したのは、かおり監督の女子高生という存在への意識の高さ。また、映画論的に言うと、ファーストカットのモチーフが作品全体のモチーフになることが多い。その意味でも特に重要」
結ばれてないタイがこれから始まる女子高生ライフを表す感じで良かったですね。
・セカンドカットの枕と本。

作中というより扉絵なんかで寝たり読んだりしてる場面が多いのでそこも表してる? 低反発まくらなのは原作通りですね。
・サードカット、ノートPCと化粧品。

t氏「PCは情報処理部への伏線。化粧品は高校生になったからこその身だしなみを表現している」
化粧品といっても、ブラシだったりハンドクリームだったり(制汗スプレー(?)、リップクリーム、卓上鏡、ポーチ、キープ(ケープ?)、ウェットシート)基本的なものですね。でも確かに示唆的ではある。ワックスはアリミノかしら。PCについては保留
・次のカット、背伸びをしている唯ちゃん。

t氏「高校生になることとに関連しての「背伸び」。初監督を務めるかおりさん自身の象徴として使っているのかも」
それはすごい読みですなあ。足フェチ要素だけでなく心情を読み取ればたしかにそう思えます。
・へそ出しでスカートのチャックを上げるカット。
サービスなんだろうけどあまりエロさを感じない気も。光の入り方がイカス。
・部屋全体を映す俯瞰(上から)のカット。

t氏「やらなくてもいいんだけど◯◯◯(なにか論拠があった気がしたけど失念)」
3人がよく集う場所なので、位置関係を見せておくのが重要だと判断したのでは。ゆずこ、縁さん用にクッションが常設されてるのがにくいですね。位置が大きくズレてる黄色のがゆずこっぽいけど、OPでは黄色が縁、緑がゆずこなんだよなあ。光の処理で、PC机上の鏡が光を反射してるのがニクい。というか、全体的にやりすぎだろってくらい光演出は考えられてる。
・ドアに手をかけてからの動きや表情が秀逸。光りあふれるドアを開けると、空から空へつないでゆずこの場面へ。

ゆずこの場面。
・遠景を原作から追加。銀杏を模した形のガードレールから舞台が東京であることを示唆(ただし、他地域を示すものも多い)。
・小道具としてカバンにネコのマスコットやオレンジ色のベスパLX(これはスタッフの物体配置術とでも呼ぶ。後のオレンジ色のiPod(?)とも対比か)。動きや表情はやっぱり素晴らしい。さらにネコはMX放送時の後番組でもあるゴルゴ13の内容にも繋がっていたという事実。一体、これは何を意味するのか。
・「ね! こ」時のゆずこの目が肉球の形のハイライトになってるのも注目ですね(原作通りといえばそうですが)。
・心の中のセリフ「鼻の頭がかゆい・・・」の時に最後に通るお団子ヘアーのモブさんが可愛い(個人の感想です)。

・再度、空繋ぎで縁さんの場面へ。

縁さんの場面。
・最初のセリフは「ってきまぁーす」と表記されるのが正しいそう。
「あえて「い」を消すことによって、縁感が増している!」(by茶菓山しん太先生、『ゆゆ式』アフレコ現場レポートより)
・ついに日向家の全貌というかお金持ち具合が明らかになる。実際大きい。それでいて、お母さんから毎日お弁当を持たされる縁さんの愛され具合といったらないですね。購買に行かない描写からも1話でそれが読み取れる構造になってるのはすごいなあと思いました。

・次の歩いている縁さんの頭の上を映すシーン。

t氏「頭の上に空白があるのはフラフラ歩いていることを表すための表現ですね。そこから次カットで下から上へのパン、そして足のカットにいくのはうまい」
なにをどう演技させたいかの違いなんだと思いますけど、僕は某女の子の脚をよく描いていたアニメよりも、このくらいの演技の方が好きですね(個人の感想です)
・ホモォ的な生物が原作からカットされてるのは、あくまで現実に即した女の子を描いていきたいという現れなのかも。だからきっと1巻P113左のような神が出てくるネタはやらないのでは、という僕の予想。最初にあの生物を描いてしまうと、視聴者がファンタジー要素もあると誤解してしまうから削除したのかも、という意見もありましたが、個人的には女の子の身体性を描きたいというのが全体に見える1話だったので、この先もファンタジー要素も登場しない派をとりたいです。
・「よぉーし、唯ちゃんとゆずちゃんに、会いに行こーーっと♪」のカットで合ってたのは一安心。(PVと原作を比較した記事の最後を参照ください http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130408/1365428837
たまこまーけっと』程リアルではない(そう描く必要もない)ですが、奥の目のまつげもちゃんと描いていたのがいいですね。(cf.たまこまーけっと常磐みどりの横顔の立体感が素晴らしい! - アニプレッション  http://anipression.doorblog.jp/archives/51378378.html
さらに空繋ぎでOPへ。素晴らしいアバンでした。

アバンまとめ:アニメで肉付けされた部分が素晴らしいのは前述のとおり。ただ、これが1巻のカラーページの中身ほとんどそのままってのもまた驚くべきこと。1巻刊行時に作品として普遍的に繋げられるオープニングを描けていた三上小又先生もまた恐ろしい人だなあ再認識しました。
やたらと長くなってしまいましたが、アバンは気合が入っていて情報量が多かったので仕方ないですね。

OP

・曲はPVで聞きすぎたので既にノリノリで入っていけるよう調教済み。
・ゆずこ、縁さんが唯ちゃんに抱きついて照れり照れりするのもお約束というか、一番シンプルな人間関係の表現だからOPの一番最初にきているのかもしれない(てきとー)
・今更なんだけど、タイトルロゴの文字以外の部分が謎。笑ってるイメージのモチーフがくっついてる? デザイナーさんから挙がってきたものから楽しそうなもので決めたらしいがよくわからんです。でも悪くはないからまた不思議。
・ゆずこの水たまりジャンプは2巻P51の扉絵から。ちょっと着地をミスしそうになってる演技が細かい。傘は赤味が強いオレンジ色。





(原作のカットを知っていると脳内補完できる動きですが、アニメだけで見ると分かりづらいかも)
・振り向き唯ちゃん。振り向くというのは事前に振り向くきっかけがあったからでな・・・というのは4P25の2日目 「0コマ目の想像力」 (http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130219/1361284397)で既にやってますね
・春夏秋冬を同じ通学路のカットで描く。1年を通してーとか、戻らない青春のーとかって言葉が浮かんできてなぜかぐっとくる
・お母さん 、ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!
・サブ3人 よく見ると胸囲の格差が驚異的

・6人で並んで歩く 靴下の色がそれぞれ違うので色指定がちゃんとあるのだろうって@uasiさんが言ってた!
・雑誌表紙や扉絵の4連続







(左上から、2011年3月号きらら表紙、2013年1月号きらら表紙、原作2巻P93、原作3巻P69)
・メガネゆずこ(フレーム無しver)と情報処理部的
・日常的なシーンだけど、しっかり動かすのを見せてくるぅ、たまらんですな。
・唯ちゃんの部屋を俯瞰で。しっかり動かす&キャラクターの配置をしっかり見せてくる。(ゆずこがふざけて、唯ちゃんが怒り、縁さんが笑っている)

・からの、寝てしまった2人を「しょうがないな」と見つめる唯ちゃん。

水着回はよ!(多分、3話です) 2年生に成長した唯ちゃんの水着回はよはよ!!
・焼き芋とネコと唯ちゃんのホットパンツ

OPまとめ

OPで走るアニメは(ry

提供

・MX放送分 提供画面からCMへの繋がりがシームレスな感じになってる。こういう遊びもいいですね。

CM明け

・学校と桜の舞い散る描写。アバンとOPから引き継いでいる
・学校の外観と少なくとも廊下のモデルは福岡女子高等学校だと思われる
・明確に入学式を描くというのも原作にはないのだけれど、話全体を見渡すためにアニメでは必要か
・3人の歩くシーンはこれでまとめた歩き方が使われてますねえ。コマ送りしててよかった。(http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130403/1365001127
[:]
・「自分がどこのクラスなのかは事前に文書で送られてくるのでは?」 それは言わない約束です。フィクション的な盛り上げですよ。
追記:4/16 Twitterにて、自分の学校では事前の文書通知はなく、張り出しでの発表であったとの意見をいくつか頂きました。失礼しました。
・抱きつくアレ
・ここまで桜の舞い散る描写
・あからさまに光で隠される高校名。光さん仕事しすぎ。

・あいちんと並ぶ唯ちゃん。後の伏線である。
・祝辞「・・・心から歓迎いたします」に対して唯ちゃんの姿勢を正す演技。キャラクターと対比してあまりピンと来ないような気もする。

・次カットでは、身を乗り出して聞いているゆずこ(実はまじめ)とあくびをしている縁さんの対比。これはキャラクター通りでナイスなカット。あと、胸が大きめのメガネっ娘さんがくつろぎすぎ。

・渡り廊下。ちゃんとプリントに目を通す真面目さの演技を継続。
・縁「パッ! と目を開けたら」に対して原作での「お前だとあんまりパッって開いてる感じしないな?」を削除。んまあ、絵と合わないですし、というかそれは原作からそんな気がするのですが。
・フリをスルーされて、夢の話から宝くじの話へ。繋がりはちょっと強引。ただし、原作もこの辺はゲスト原稿でブツ切りのネタが続くので致し方ない部分のほうが多いかしら。
・一歩戻ってのツッコミ。お金に対しては厳しいんです、この頃の唯ちゃんは。
・階段に部活の勧誘ポスターが張ってあるって危ないのでは、というツッコミと、3人が階段を上がった先にさっき見たはずの美術部のポスターがまたあるのはループ構造? というツッコミ。
・情報処理部 謎の多い部活。
・歩くカット コマ送りしたやつが(ry
・ツッコミを入れる前に立ち止まる唯ちゃん。このへんの細かい動きが本当に練られてる印象。
・パァンするやつ すっと見れるので、原作での感じが上手く出てるといっていいのかもしれない(個人の感想です)
・へそで応える アニメのへそ推しは、フェティッシュというよりも、視聴者が作品に慣れるまでに繋ぎとめておくためのギミックのような気がする。ということを今さらここに書く。

・オレンジ色のiPod nano(第4,5世代)。アバンのベスパ、OPの傘に続くゆずこさんのオレンジ。原作での柱ネタ「好きな色は?」の答えが「オレンジ・緑」であるところから合わせてきてるんでしょうな。

・被せ気味にツッコミを入れるナイスな本屋さん。再登場が望まれる。

・「カール・ゴッチ」 プロレスネタ
・「お餅・・・食べたーい」「おおう、ルールブレイカー」 原作でもあるやりとりだが、現在の会話のルールとそれを壊して(崩して)発展させていく本作の特性を表すためには必要なやりとり。原作同様に1話でやるというのが重要なのである。
・宝くじへの夢を持てないほどお金に厳しい唯ちゃんが2人のために団子を買ってあげるという、3人の関係性が見えるエピソードだって補足は一応しておこう
・座って食べるシーン t氏「枠の所にモヤのような効果がかかってますね。これは外という公共の場所だけど、3人のための空間であるという主張ですね」よう見てまんな。

・「冷コーあります」 アイスコーヒーの呼び方が関西圏。今までのガードレールが東京、学校が福岡という情報との不一致が興味深い。今作は個人的に「どこにでもいる女の子」を描いているものであって、聖地なんかの色付けがされると嫌だなあと思っていたのですが、逆に色んな所を混ぜることでどこなのか断定しないメソッドにも思えて来ました。作画コスト上は実際あるものを使うのが楽なので当たっているとすれば上手いなあと。
・縁さんの団子の1玉を一口で食べられていない描写が上手すぎる
・唯ちゃんはまた戦国ものっぽい本を買っている


(原作3巻P25より、『のぼうの城』を読む唯ちゃん)
・次カット、買った本を確認したはいいものの、ゆずこ達と一緒だから後で読もうと袋にしまう。それを見つめるゆずこの横顔がまた素晴らしくいやらしい。

・ほっぺにチュー、おっぱいもませての時もしっかり枠のモヤ効果で3人の世界を演出

・このへんから縁さんの黒タイツがたまに消失する。BDでは(ry

・PV比較にも書いたけど、原作に比べて横幅があるので縁さんのリアクションもカバーできているという構図。素晴らしいです。
・ぺろってのところで歩きを止めて見入る男性4人の描写。アニメで追加された奥の歩いて行く女性は注目しながらも足を止めないのが1話最大のポイントと言っても過言ではないですね。つまりは、男性視点では物珍しいことでも、女性にとっては普通のスキンシップだと認識している(と、かおり監督が認識している)ことの象徴です。いやはや素晴らしい描写です。t氏「きっとこの女性(OLさん?)は女子校出身なんですよ。かおり監督自身と思ってもいいかもしれません」根拠はないんでしょうけど、そう聞くとそうとしか思えなくなる不思議。男性の視点が出てくるのは原作だとここだけですが、アニメでどうなるのかは注目しておきたいところです。

・川沿いの景色は国分台(千葉)だとか。本当にバラバラですね。
・ゆずこの指をぐにっとしてる時にジト目気味になる唯ちゃん、素敵。
・死刑(がきデカ
・おさげのせは前から、「人の髪であそぶな!」というツッコミは後ろからのカット。そして前からに戻って「こいつらカワイすぎるだろっ!」 原作は全部前からのカットをこう分けてくるんだなあ。4コマ形式ではコマが足りなくてカメラワークを切り返せないでしょうから、アニメーションの勝利ですね。すばらすばらすばら。

CM明け

・再度の空繋ぎから学校へ
・クローザー(リリーフ、ストッパー)への天然ボケからゆずこと唯ちゃんが「天然だ!!」「そっとしておこう・・・」を心のなかでそれぞれ考えて、吹き出し外セリフで縁さんへの現実の対処とする場面。原作とアニメとでこういう違いで描かれるんだなーというメモ。
・お母さんの歳と、中の人の歳を比較するのは絶対に許されないんDA!
・あからさまに隠されるクラスプレート。光さん仕事しすぎ(2回目)。

・お母さんの肉付きが3人と違うふうに描かれているってヒグチさんが言ってた!(http://twitter.com/yokoline/status/323463642379067392
・「出そうと思って・・・」の前の「ふぅん・・」ってのがすごく良かった(個人の感想です)
・「ストーンコールド」 プロレスネタ・再。原作的にはもう出ないプロレスネタだけど、プロレスファンがこれを期待してみてくれるなら黙っとこ。
・クネクネゆずこ よく動いていて可愛い
・原作でははっきりしていなかった売店の存在が明らかになった瞬間。普段はコンビニまで行かずに、ここで買ってるんですね。
・縁さんのお弁当 購買に行かない描写を入れることで、お弁当を持たされていることをアピール
・ゆずこの買った牛乳 色々とネタが仕込まれてるって@uasiさんが言ってた!(ニコ動レベルだと解像度低くて分かんないかも)
・カレーパンの袋を開けた時の跳ね上がりも細かい
・「じゃあ、ソース有りと・・・」とゆずこに聞く前に、きちんと口の中の物を飲み込む縁さんマジお嬢様
・マジカルネタをしながら部活を紹介。陸上、テニス、バレーボール、美術、茶道。長谷川さんのバド部はなくていいのん?
・廊下からの空描写。まだ繋がってますよー。
・お母さんを見つけての一人称視点。いきなりだからおおっとなるけど良い感じ(個人の感想です)。
・マウスを「忘れ物」というお母さん。原作通りにやるとアレな描写があるんですが、それを回避するよという原作組への説明だとしたら、すごく上手い逃げ方だなあw 最低限の描写で「じゃあ、そういうことで」と押し付けてくる感じ。
・お母さんは取っ手の右上あたりに鍵をかけようとしていたけど、この扉に鍵穴が見当たらない件。きっとBDでは(ry
・扉を開けたところでの音楽の入りがいいですね(個人の感想)
・液晶をみょんみょんしてるところの指先の作画がすごく好きです。

・カバンを3つ並べたカット こういうカバンを使った演出、けいおん!でもありましたね、そうですね、すごいですね、やりましたね。見学のために入ったんだけど、荷物を置いて長居する(帰属を表す)描写でしょうね、この段階では。

・SM診断の件 テンポと作画と色々といいですね。縁さんの暴走も描ける貴重なエピソード。
・マウスを握る手の描写がしっかりしている
・今までの空繋ぎから「いい天気だね」と繋いで「太陽」をテーマにした情報処理部の活動へ
・くしゃみ可愛い(個人の感想)
・原作ではこの前に「マヨネーズとケチャップのどちらが強いか」という対決を縁とゆずこがしていて、その流れでの「それかケチャップ。同じ赤だし」に繋がるのですが、アニメではなかったために唐突なだけのセリフになってしまいました。また、2年生進級時にも言及があるはずの場面なので、一応重要といえば重要な変更点。とはいえ、アニメ1話から「手の平にプリプリーと出したときの絵的なヤバさ」でマヨネーズとケチャップを戦わせるわけにもいかないので、苦渋の選択か。
・HooYA! 検索
・唯ちゃんの「おおっ!」は驚きではなくて、原作的には「多っ!!」というツッコミ。でもアニメだと前者にしか聞こえない感
・太陽系の縁さんごっつエロい。胸のシルエットがはっきりしてるのが個人的なツボですが、股間がままばゆく光るのも良いという意見もある(要検証)(あえてキャプ画は載せない)
・ここも原作ではコマ的に狭いけど、アニメでは余裕の構図。ワンカットで2コマ分を繋いでいる。

・「ホントよく届くよな・・・エライね、太陽」までのセリフは原作ではストーブの絵を出して繋いでいるところ。アニメでは俯瞰のカット+上手くキャラクターを動かすことで画を保たせている。カットを切り替えて、また俯瞰に戻る。アニメは面白いカメラワークしますねえ。

マウンダー極小期 読み方は「きょくしょうき」みたいなんですがそれは・・・。
・「コスモを燃やす」 先の「死刑」と合わせると、縁さんは古いネタを入れ込まれていることが分かるだろう? 親戚のおっちゃんたちに可愛がられるせいなんだろうけど、その描写はまた後で。多分年明けくらいの話で。
・原作では突然「しゅーりょー」を告げる縁さんだが、アニメではそこに間を持たせて、彼女の中にあった思考について思いを巡らすことができる。
・情報処理部にある緑色のペンスタンド。EDにも出てくるし、きらら4月号に設定が載ってるし、何か重要な役割があるのかしら。

・しつこくも美しい歩く描写。3回目かしら。

・出っ張りに躓いて、へなへなと座り落ちるゆずこ可愛い(個人の感想)

・原作と違って縁さんの表情も入れられる構図

・照れてクネクネするゆずこ超可愛い(個人の感想)
・最後に「わ」を入れたの天才。2京点あげるわ。
・そして最後に空繋ぎ。晴天を誉めるのに夕暮れを待ったかのようなこの演出はいいですね。

ED

・頭身の低いキャラが本編を踏襲した歩き方で進んでいく。原作に慣れているとこのくらいの頭身の方が親しめる感じはある。
・本編に出てきたファクターが流れてくる演出。キャラがそれに反応したりして細かいなあと思いつつ、これ毎週変えてやっていけるのかは心配であります。
・曲も爽やかでいい曲ですね(小並感)


次回予告

・次回予告といったな、あれはウソだ。
・原作的には情報処理部の活動が毎回あるわけではないので、アニメもそうなるかという事前の読み。アニメの次回予告が原作でやってた情報処理部でのネタをやるなら、そうなっていきそう。ただ、2話はサブタイトルからして「情報処理部」なのであるでしょう。3話は夏休みに入りそうなのでないかもしれない。なんにせよ、3話くらいまでには、こういうアニメだっていう方向性を視聴者に打ち出しておいておきたいところなので、ネタのやる・やらないはしっかり考えて頂ければ、という感じです。
・夏服なので6月に突入か。さっそくフェティッシュな画ですね。

1話まとめ

総評として、ゲスト連載分のネタなのでブツ切り感の強い原作ネタをよくぞここまでまとめてくれたなあという印象。
アニメとして再構成するならもっと1話から視聴者を引き込む作りにできるはず、という指摘も最もですが、そこは原作の持つ流れの力を信じて1~3話ぐらいまではへそフェチ・足フェチの引力を利用しながら視聴者を世界観に引き込んでいくのではないかという予想です。
なんやかんやあっても、そこに愛さえあれば僕はなんでもいいんですが、アニメとしてこれからどう展開していくのか非常に楽しみです。
また、キャラクターの演技が細かすぎて見返す度に発見があります。ゆずこの好きな色(オレンジ・緑)が頻繁に出てくるところから、原作での柱ネタはアニメの中の小物なんかで拾っていくのでしょうね。原作においてはキャラクター性を補完する材料として重要なところでしたが、アニメならではの表現にも期待したいところ。
でも、週一でこの熱量の記事は実際、辛いので、次回からは縮小更新でお届けしたく存じ上げます。

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過去にゆゆ式について書いた記事

続・ゆゆ式MANIAC 4P25 1日目 「4コマ漫画のカメラワーク」
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130218/1361197953

カメラワーク論とかアニメのための下準備に過ぎなかった。
あとはGyao!でやってたマスターキートンの全話放送にも大変勉強させて頂きました。



ゆゆ式について書くこともある同人誌頒布予定。
またアップデートしますが、だいたい予定通りに進んでます。

これからのポストモダンのポリアネス
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130228/1362052374

通販在庫はあまりないので、悪しからず。

4/28の超文フリと5/5のコミティア104で頒布予定のゆゆ式ペーパーもまだまだ寄稿をお待ちしております。レギュレーションは上の記事を参照ください。

せっかくなので前回頒布したペーパーをpdfで公開します

参加者一覧
@tatunokosso:タイトルイラスト+ちょっとしたネタ絵
@twinkle_SA:初めての『きらら』読者のためのゆゆ式論第一
@tatsuzawa:『ゆゆ式』論と称する事実上の『けいおん!』『たまこまーけっと』論
@technomover:タイトル未定
@hachinohe:“ゆゆ式エロい学会”初級編
@toragiko:ゆゆ式いず文学
@ya53:「まなざしをさえぎるフキダシ ゆゆ式教室空間設計概要〜4巻62-63pから〜」
@esuji:ご挨拶他

A3 二つ折りのため、1枚目左が実質P4、右がP1で2枚目左がP2、右がP3です
http://pori.island.ac/pomo/paperc.pdf (pdf注意、4.4MB)