マンダリンオレンジ in hatenablog

esujiがアニメ・漫画について書くブログ。はてなダイアリーから引っ越してきました

『ゆゆ式がアニメ化するんだが俺はどうしたらいい?』 序章

思うに、誰にだって特別な知らせというものはあるだろうが、それが喜ぶべきか悲しむべきか聞いてすぐには判断しかねる性質のものが時にはあるだろう。
そんな時には「こんなとき、どんな顔すればいいのか分からないの」と君で何人目かも分からないヒロインぶるよりは、素直に「良い知らせなのだろう、いや、そうであってくれ」と祈ることで心の安寧を求むことが得策であると考える。君がセカイ系の主人公であったらどうする? 君の杞憂で本当に空が落ちかねないではないか。
徒然なるままにケ・セラ・セラ。Let it be. 世界はそうしてどうにかなるものだ。いや、そうであってくれ。






去る2012年8月8日、俺の元にきた知らせもそんな類の物だった。
文字列としては実に簡潔で、

ゆゆ式アニメ化決定!」

だけのものであるが、付いてきた写真がその信憑性を圧倒的に補足するものであったために僕の心は大いにかき乱されたのであった。
まんがタイムきらら9月号の表紙と思しきそれには、ゆゆ式の新規イラストと供にカラフルポップな文字で「TVアニメ化決定!!」と書いてあったのだ。

esujiえ、コラ?じゃないっぽいな。きららの早売りが出るタイミングですしおすし… RT @IEEE80211: ゆゆ式TVアニメ化決定 http://t.co/NI8mApz2link

8日という日付けも毎月9日発売の同雑誌の早売り画像が出るには十分なものである。
そこまで判断して、俺はこれが恐らく真の情報であることを一旦認めることにして思考を開始した。

esujiえすじは こんらんしているlink
mikamikomata漫画家三上小又(2002年生まれ)。ジャンルは歴史漫画。代表作『物理』。主なファン層:中高年 http://t.co/e84WVQeS みかみこまた、10才です、好きな教科は歴史ですlink
esuji動揺しすぎて、うええ三上先生若いな!とか思ってしまった。やべえやべえどうしようどうしようlink
esujiゆゆ式のアニメ、1月放送ならちょこっとゲスト原稿があれば新刊が早くて年内に出るかもしれないとか、いややっぱり1月かなあとか何もなくて3,4巻と同じく3月かもしれないけど、その頃にはほぼアニメが終わっちゃってるよねとかどうでもいいこと考えすぎててマジ乙女link
esuji動揺しすぎて、『ゆゆ式がアニメになるんだが、俺はどうしたらいい』というラノベを書くしかないという心境link
esuji姉メカlink
esujiゆゆ式アニメ化の情報で混乱しているので何を言ってもいいみたいな雰囲気ってあるよねー #ないlink



さらに、この情報が夏コミ直前だったこともあってこんなフリもいただいたので素直に乗ってみた。


SpANK888なんだってー『ゆゆ式』がアニメ化だって!? なんてこった!……その前に何か、萌え4コマを、ここ10年くらいの4コマ漫画に関して何か、何か参考になるようなものが夏コミに出ないのか……出ないのかー(フリ)link
esuji夏コミにて萌え4コマ漫画をテーマにした本を頒布します。ここ10年での萌え4コマ漫画原作のアニメ動向やアニメ化も決まった萌え4コマ漫画『ゆゆ式』の面白さを紐解くため土台たりうる評論が載っています。3日目東S55-bにてお待ちしてます! http://t.co/J2FdgXz6link
esujiついろぐを取り始めた2009年7月からの中で一番多く呟いた日になった。『ゆゆ式』のアニメ化効果すごい。link


そして20日ほど過ぎた今日のこの良き日。
ひとまずはコミケのサークル参加も無事に終わり、電子書籍の販売も開始し、やるべきことは落ち着いた。
だがしかし、早くて来年の1月放送のアニメをただ待っていられるほど、ゆゆ式への思いも小さいものではない。


ゆゆ式のアニメ放映前に心の準備を済ませておきたい」


それは自然な願いだった。
では、実際にどんなことをすればいいのだろう。

例えば、萌え四コマというジャンルの地位向上、これといった感想が書きにくいゆゆ式という作品を語るための足場作り、そうだ、アニメに向かないとそこまで言われる(し自分でもそう思う)のであれば実際に自分でアニメ化してみるのもいいだろう。次の同人誌のテーマもゆゆ式に決まっているんだ、ちょうどいいじゃないか。

何だか楽しくなってきたよ。
まずは「平仮名4文字(+記号)についての考察」から始めようか。
永井くぅーん、いっしょに、あそびましょーう!




こうしてポストモダンのポリアネス vol.2 「ゆゆ式MANIAC」に向けて幕開けを告げるサイレンは鳴り響いた。
(多分、続く)