「ノノノノ」2巻読了ついでにレビューもしてみる
メタルギアは3週目に入って熱も収まってきましたが、今度はオンラインが沸騰してて困ります。教官モードというのがあって、プレイヤーがプレイヤーに技術を教えることができるんですねえ、はい。小島プロダクションでも勉強会のようなものを催すとかさないとかあるらしいですが、「ユーザで上手い人がけっこういるから、そいつらに指導させればいいじゃん」という提案一つからシステムが練り上げられ、十分に効果のある試みであると言えます。小島さんがオンラインシューティグ作るとここまでのものになるんですね・・・・・・素直に驚きました。
えーと、メタルギアの話は置いといて、久しぶりにまともそうなネタをやります。とはいえ、いきなり漫画のレビューなんかしだすなんて内容のカオスっぷりに拍車がかかりますね・・・・・・。最初に言っておくと大いにネタバレ有りなので気をつけて下さい。
岡本倫という作家
さて、今回は「ノノノノ」を取り上げるわけですが、ヤングジャンプ連載とはいえ、けっこうマイナーそうなので私とこの漫画の出会いでも。
とはいっても見出しにもあるとおり、岡本倫先生の新連載だったからというのが一番大きいと思います。岡本先生といえば、いわずと知れた(?)「エルフェンリート」が有名ですね(まあ、アニメ化もされたので)。分からないという人はこちらの「1コマでよくわかるエルフェンリート」を見てください。
ヤリすぎ?で怒られるかと思っていた「岡本倫」コーナー → サイン色紙を貰う
1コマ+素晴らしい煽り文句の数々を見ていただければ、なんとなく内容が把握できると思います。心の声を代弁していただいたようで、すっとしました。とらのあなさんとアキバBlogさんには感謝です。
さて、この「エルフェンリート」は、僕の中では物語の中に萌えとグロとギャグとを高いレベルで織り込んだ作品として評価されてます。特にいわゆる"萌え"っぽさというべき読者にへつらうような"可愛さ"を前面に押し出した作品の中では、きちんと作者の意思が作中で昇華されていたなあと感じました。
同じように、"萌え"を押し出した作品のなかで僕がこれだけ高く評価してるのは、「魔法先生ネギま!」ぐらいです。こちらは"萌え"だけかと思ってたらまほら武闘会のあたりで"燃え"も押し出してきて・・・・・・まあ、個人的に八極拳がツボだっただけもしれませんが。バーチャファイターよりも「拳児」の影響ですけど。
さて、そんなエログロ、時々ギャグな作品を書き上げた岡本先生が次にどんな漫画を書いたのかというと・・・・・・え?・・・・・・スキージャンプ?なんだか普通のスポーツものなんじゃあないかしら、そんな疑念を抱きつつ読んでみると、第1話はこんな感じでした。
- 主人公、深夜のジャンプ台から許可なんて取らずに飛びまーす!簡単にレコード更新。
- 俺はオーラを見ることで選手の力量を測れるぜ、と言い出すおっちゃん登場。
- 主人公の名前発覚、野々宮悠太。再び飛びまーす!やっぱり簡単にレコード更新。
- ふう、女だってことばれてないよね・・・・・・。
これだけ見ると意味不明すぎるので補足を。
1は天才型主人公であるということ言うのとジャンプの世界に引き込むための表現だと思われます。
2は・・・・・・本当にいきなりオーラうんぬんの話が出てきます。2巻まで読んだ時点では他の人はまだ一般的な会話をしているので、明らかに浮いている設定だと思いますが、それもそれもこの作品の味、ということにしておきましょう、まだこの時点では。
3は加東という将来有望なジャンパーに喧嘩をふっかけてからのジャンプ。この構図がまたすごいんですが敢えて載せないでおきます。エルフェンリートでいうと綺麗に首やら腕が飛んでいくときぐらいの構図にあたると思います、我ながら嫌な例えですが。ぜひ自分の目で確かめてみてくださいね。こんな記事を真面目に読んでるような人はさっさと1,2巻をまとめて買うべきですよ、まったく。
4は、あれですね、今流行の性転換ものに乗りたかったのか、可愛い女の子を出したかったのかは分かりませんが(両方?)、話の軸になるのは間違いないですね。というのも、スキージャンプは女子にオリンピック出場権が与えられていない故の男装なので、バレたら当然大変なことになります。
とまあ、話の重要な部分を明らかにする良い1話でした。2話は全編ギャグでした。相変わらずなんともいえないギャグセンスでいらっしゃる。もっとこのギャグに包まれていたいのですが、3話の後半からはほとんどシリアスパートでギャグを挟む隙間がありません。そんな感じで全8話分で1巻は終了します。話の内容にムラがあって雑誌掲載時は人気が安定しないんじゃないかと余計なことを考えてしまう僕としては、まとめて単行本で読んだのは良い出会いだったと思います。
2巻までやると長くなりそうなので分けたいと思いますが、1巻の話のうちに言及しておかなければならない人物が一人。その名も天津暁(あまつあきら)。
写真右が彼。左は遅ればせながらの主人公、野々宮悠太。オーラのおっちゃん曰く、女性アレルギーで近づくとジンマシンが出るという特異体質の持ち主。上の取っ組みの後、"男"である悠太に対してジンマシンが出て、なぜ?女みたいな野郎だから?という結論に至るが・・・・・・。この女性アレルギーという設定もいきなりすぎてアレですが、2巻からは話をおもしろくするための材料に有効利用されているのでよしとします。
それでは2巻の話はまた近いうちにしたいと思います。めんどくさくてスルーした興梠(こうろぎ)みかげの話もできたら合わせて。お買い物は↓からどぞー。
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無料オプションでつけられるみたいです。恥ずかしい><
でも面倒なのでそのままにしておきます。
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