マンダリンオレンジ in hatenablog

esujiがアニメ・漫画について書くブログ。はてなダイアリーから引っ越してきました

シンガポールとガッチャマンクラウズにおける世界のアップデート対比

私です。
今更ですが、1話〜7話一挙放送(31日まで!)の勢いもあってガッチャマンクラウズをようやく見始めました。

ガッチャマンクラウズ | 日テレオンデマンド
http://vod.ntv.co.jp/program/GATCHAMAN_Crowds/

感想は色々とありますが、ブログ界隈の論壇に交われるほどきちんと見ていないのでおいておくとして、ギャラックスのマッチングシステムって前にテレビで見たアレじゃないかと思いあたったので書いておくだけのエントリでございます。


ガッチャマンクラウズ 第2話より
「階段から落ちて怪我してる人がいるんですけど」
「大丈夫、落ち着いて対処しましょう。救急経験を持つギャラクターがその付近に3名います」

シンガポール赤十字社が運営する「Rapid Rescue」

見出しのとおりですが、シンガポール赤十字社提供の「Rapid Rescue」という名のiOSアプリがまさにギャラックスのマッチングシステムだったなあと。


説明の動画があるので見てもらえると分かりやすいのですが、
導入部がちょっと長いのでかいつまんで説明すると

  • メディカルエマージェンシーが起こった時には時間が大きな問題となる
  • 4分以内に脳には酸素がいかなくなるよ
  • でもシンガポールは渋滞が多くて、救急車が到着するのに8分くらいかかってしまう
  • いったい何が身近なところでそれらの助けになるのか?
  • シンガポールには応急処置の訓練を受けた人が12000人がいます
  • 彼らがあなたの電話のタブに位置することができたとしたらどうでしょうか?(英訳むずかしい)
  • このアプリは、事故にあった人と被応急処置訓練者を即座に繋げます

ここから動画の48秒あたりからを見てもらえると早いです。

もしくはiTunesストアのページで紹介されてる図を参照ください。

Rapid Rescue (iTunes)
https://itunes.apple.com/app/id521587715


ガッチャマンクラウズの世界が2015年であることと、ギャラックスのシステムがもうちょっと進んだものであることを考えると、現実と妙な進行度のマッチがあって興味深くあります。
また、赤十字社は「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」の7原則を掲げる団体ですが、シンガポールでアップデートされている現実と、ルイルイくんがアップデートしていくであろうガッチャマンクラウズの世界の対比にも注目していきたいと思います。


参考:
今井哲也氏による7話時点までのガッチャマンクラウズ評 - Togetter
http://togetter.com/li/555180


赤十字社 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%8D%81%E5%AD%97%E7%A4%BE

夏コミとコミティアを終えて

8月もあと少しで終わるという今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
去る8/10にはコミックマーケット84、8/18にはコミティア105と立て続けに大きなイベントがありましたが、無事に終えられましたことを今更ではありますがご報告します。

コミケ

コミケに関しては、とにかく暑さとの闘いだったことが忘れられませんが、もう一方で、評論の同人誌を出しながらも作品別のブースに配置されるという闘いも地味に行われておりました。
いきさつとしては、今回(C84)から評論ジャンルの編成が変わったということがあります。手元にあるとこでC85用になりますが、その申込書によると「批評・イベント・飲食物・郵便・医療・育児・体験談 (アニメ・ゲーム・特撮に関しては、それぞれのジャンルで)」ということで、もともと『ゆゆ式』に関することをvol.2の続きとして書く予定だったのでFC(青年)での配置と相成りました。


いざ当選して周りの配置を確認してみると、全体で見ればまんがタイムきらら系の島で、隣4つが『ゆゆ式』二次創作、もう片方の隣3つが『トリコロ』二次創作、そしてお向かいは『けいおん!』島と可愛い絵にがっちり囲まれており、文字だらけの本が果たして売れるのかしらと果てしなく不安ではありました。


果たして、ふたを開けてみると・・・そこはそれ、やっぱりなかなか手にも取ってもらえませんでしたが、途中から「『ゆゆ式』の評論とかなんとかやってます」みたいな(うろ覚え)張り紙を出してからポツポツと売れるようになり、お昼を回ると企業を回り終えた知り合いの方が来てくれたりもして、予想を裏切って早めの完売となりました。部数を控えめに持っていったこともあって、完売後に来ていただいた方々には本当に申し訳なく思っています。

コミティア

翌週のコミティアでは、僕の観測範囲内で買い漏らした何人かの方に購入していただくことができましたが、コミティアに来られるような人は他のイベントにも来られるって人が多いのでやっぱりコミケは多めに持って行こうと決心した夏でした。
あとは、2日で制作されたというコミティアレポートがちょうど今日届いてましたが、そこでもたくさんの意見があったように会場が鬼のように涼しかったの一言に尽きます。裏では空調やら窓やらの設定がいろいろとあったようで、非常にありがたかったです。

いろいろあった

初めて同人誌即売会に参加した去年の夏コミからちょうど1年、ポモアネス3冊と号外1冊を作ったりブログであーだこーだ言ったりしてたら色んな人と知りあえたり、思いもよらない方に本を買いに来て頂けたり、キネマシトラスの列に並んでいたと話題になっていた気合の入った唯ちゃんコスプレの方がゆゆ式島にいらっしゃって眼福だったりと非常に充実した夏のイベントになりました。
多くの方からブログ見てますとお声がけ頂いてありがたかったのですが、執筆ペースから考えると「各話感想の続きはよはよ」と勝手に受け取ってしまっていました。そちらもぼちぼち再開していきたいと思います。
えすじ先生の次回作にご期待ください!



コミケ3日目 16:30 東6ホールにて

これから

そんなわけで次のイベント参加の告知です。

zine展3

【展示期間】
2013年9月5日(木)〜2013年9月17日(火)
12:00〜19:00(最終日は17時まで)

銀座の展覧会場にて色んな同人誌が読めたり買えたりという一風変わった展覧会。
2回目の参加サークルを見てもねよぽよさんくらいしか分からんので、完全に浮いてる気がしますが面白そうなので参加してみることに。
展示期間が約2週間と長いのでお暇な時に遊びに行ってみては。
夏コミ新刊のポストモダンのポリアネスvol.3を少部数を頒布します。
価格は400円の予定です。

zine展3 ご出展者募集のお知らせです。 | 銀座モダンアート
http://ginzamodernart.com/?p=4419

名古屋コミティア43

開催日 2013年 9月29日(日)
開催時間 11:00〜15:00
会場 名古屋国際会議場 白鳥ホール


3月開催のものに行きましたが、アットホームな雰囲気がすごく良い即売会でした。
気になったらすべての見本誌に目を通せる規模なので、未知のジャンルの良本と出会えたのもグッド。
冬コミ(受かったらですが)の前哨戦としてポモアネスvol.1〜3をまとめただけのもの(時間的に加筆修正はしない予定)をオフセットで出せたらいいなあと思ってます。
また、アニメ・マンガ評論刊行会様のアニバタvol.4,5も極少数部委託販売する予定です。中身はこちらをチェック→http://www.hyoron.org/anibata4_5

開催日程 - 名古屋コミティア
http://nagoya-comitia.daa.jp/schedule.html

入場には別途ティアズマガジン(600円)が必要です。

ポストモダンのポリアネス 夏コミとコミティア105の告知

来る8/10は夏コミ(C84)、8/18はコミティア105に、
本サークル ポストモダンのポリアネスはそれぞれ出展いたしますのでご連絡をば。

スペース紹介

夏コミ:1日目、西け05a 評論系が単体の作品ものと純(?)評論ものに別れたため、お隣がゆゆ式ブース4件とトリコロブース3件に挟まれた、素敵なきらら島デビューです。お誕生日席には鈴城芹先生のサークルが鎮座される素敵空間です。まったりしてると思いますのでゆっくり遊びに来てください。


コミティア105:し12a こちらは普通に評論島かと思われます。夏コミから1週間後なので人の入りも少ないと思いますのでこちらも
  ゆ  っ  く  り  し  て  い  っ  て  ね  !  !

頒布物

メイン頒布物は新刊のポストモダンのポリアネス vol.3 「続・ゆゆ式MANIAC」になります。
多分、出ると思います。
最悪、表紙とすぱんくさんの原稿だけで売ります。


表紙はいわゆるオライリー本の装丁パロディです。
元祖と同じく、イラストはこちらの本から引用。

(かの有名なラクダ本のイラストも載ってました)


肝心の中身ですが、アニメ『ゆゆ式』についての総論と細々とした要素へのツッコミになっています。
あまりにも時間が足りなかったため、各話ツッコミはブログの方でやっていくことにしました。


また、vol.2に引き続いて、すぱんくtheハニー(@SpANK888)氏より、
「『伝染るんです。』から『ゆゆ式』へ――不条理と日常、あるいはその先へ」
と題する12,000字超えの論稿を寄せて頂きました。
表題に関する理が論稿中で成立しているのかはさておき、90年代に隆盛した不条理系と呼ばれる作品から現代の萌え4コマに至るまでの系譜を新たな視点で問いただす、非常に挑戦的な議題になっています。
と同時に、私が『ゆゆ式』のアニメ化に浮かれすぎていて忘れかけていた本サークルの「4コマ評論」という立ち位置を改めて思い出せる内容になっていますので、『ゆゆ式』に興味がなかった方にも手にとっていただきたいと思います。


その他、既刊のvol.2と、ポモ祝を少数持っていく予定です。
また、極小数部になってしまいますが、6/2のゆゆ式オンリーにて頒布したペーパーまとめ冊子を無料で頒布します。ご希望であれば、お声がけください。事前に言って頂ければ取り置きもできるかと思います。

アニメ『ゆゆ式』最終回に寄せて── 原作厨からの何某

先日、アニメ『ゆゆ式』の最終回が放映されました。
各話ツッコミをようやく3話まで終えた本ブログですが、お礼の言葉だけは早めにと思ってこの記事を書いています。
ただの思い出語りと色んな物の整理になっていると思いますがそこはご愛嬌。


アニメが終わったからではなく、
次に繋げるために。
少しだけお時間を頂ければ幸いです。

アニメスタッフと私

私にとって『ゆゆ式』アニメスタッフの方々というのは、非常に羨ましい存在であったのです。


仕事として時間をかけながら、お金もかけながら、また原作者の三上小又先生から作品解説も頂けながら『ゆゆ式』について携われるなんて、世界一幸せな人種なのではと思うほどです。


代償として、キャラクターコミュニケーション描写の最先端であり極北を走るような漫画作品をアニメーションとして再構築しなければならない。萌え4コマを読み始めた当時から3年間、『ゆゆ式』に触れ、考え続けてきた私からみても、「(人類には)まだ早いのでは」と思えるミッションでした。最悪の場合、「私は原作厨なので、アニメのことは知らんな」という自分専用の逃げ道まで用意していた程です。今から思うと最低の言動ですが、それくらいしないと心を保てそうになかったのです。それだけ自分の中で大切な作品です。


そんな心配をいとも簡単に打ち破ってくれたアニメスタッフには素直に感嘆し、感謝し、それなりに嫉妬もします。
こういう表現できたかーとか、アニメとしてはこういう回答かーとか。素晴らしい音楽とか声優さんとかめっちゃ動かせる作画勢とか。くそう、くそう(C.V. 赤崎千夏)。


まだそんなに見返してない話数に関しては、納得のいかない部分もあるにはあるのですが、全体的に込められた作品への愛の総量は疑うべくもないので、とりあえずは各話ツッコミでその愛を拾い続けていきたいと思います。
・・・というか夏コミまでに間に合わないといかんのですけどね。

今までのこと

沿革やらなんやらを書こうと思ったものの、大切なことはだいたい書いていたという。
過去の自分は本当に偉いなーって思います。


・『ゆゆ式がアニメ化するんだが俺はどうしたらいい?』 序章 - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20120829/1346248643


萌え4コマのタイトルといえば「ひらがな4文字(+記号)」という印象は正しいか - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20120918/1347948837


・『ゆゆ式がアニメ化するんだが俺はどうしたらいい?』 萌え4コマを語る前提について(要約版) - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20121113/1352821293



・続・ゆゆ式MANIAC 4P25 1日目 「4コマ漫画のカメラワーク」 - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130218/1361197953


・アニメ『ゆゆ式』PVの歩き方をコマ送りしてみた - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130403/1365001127
・アニメ『ゆゆ式』のPVと原作を並べてみただけ - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130408/1365428837


・2番目に遅い『ゆゆ式』1話感想─アニメの出来を死ぬ程心配していた原作厨の目線から─ - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130415/1366039893
・アニメ『ゆゆ式』2話について基礎的なツッコミをするだけ - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130513/1368467177
・アニメ『ゆゆ式』3話について基礎的なツッコミをするだけ - マンダリンオレンジ
http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130623/1372009553



これだけ1つの作品について考えてるのも気持ち悪い奴だなあと、
エントリや同人誌用の文章を書きながら思うことはしょっちゅうです。
それにもだんだん慣れてくるのがこわいです。

考察とかなんとか

私にとってはアニメが「終わった」と言うよりも「出揃った」という気持ちであって、完全には見えなかった全体の流れについてようやくなんか言えるぞー、という感じなのですが、


「1年生の春から始まって、2年生の夏で終わったことについて」とか


「アニメ『ゆゆ式』はあの空に繋がっているんだ」とか


「原作では1年生を2年分、2年生を3年分ループしている構造からアニメでは12話連続の構造になり、2年生の冬にあったエピソードを前倒ししてまで12話の中に入れてきたことのキャラクター擁立性の工夫」とか


「最近、色んな人が言ってる『ルールを更新していく作品』っていう論は『GJ部』なんかの物語に比重を置かない作品にも言えることで、その場合はルールの提示を丁寧かつ慎重に繰り返していく必要があるよねその技法は秘匿されることが多いからもうちょっと視聴者の立場から解き明かしてもいいのかもしれないしそうしないとそこに付いていけない視聴者がかわいそかわいそなのです」とかとか、


そんな話は、別に私が書くまでもなく世に出てくると思いますので、しばらくは様相を見守りたいと思います。

まとめ

まとめると、本エントリの言いたいことはシンプルです。


ゆゆ式』アニメ化、ありがとうございました。


原作厨から、万感の思いだけ込めて。

アニメ『ゆゆ式』3話について基礎的なツッコミをするだけ

お待たせしました、遅れに遅れた3話分です。


2話分を書き終えたあたりから忙しくなったり、それに応じてブログの更新意欲が下がったりしてました。その代わりに、ゆゆ式以外のインプットをやっておこうという時間を取るようにしたのは結果的に良かったと思ってます。
一番の収穫が『言の葉の庭』で、ゆゆ式語りへの切り口も新しく出せたので次に出す同人誌でお目見えできるかと思います。
ついでに告知をしておきますと、夏コミに受かりました。
8/10(土)西け05a になります。評論ジャンルが区分けされた影響で、きらら島のゆゆ式勢とトリコロ勢に囲まれて出展することになります。1日目なので企業ブースを見終わったらぶらりと寄っていただければと思います。
新刊は『ポストモダンのポリアネス vol.3 続・ゆゆ式MANIAC』と題し、アニメスタッフの愛を拾い集めるような内容になるかと思います。簡単にいえば、このブログで書くことの発展版と思っていただければよいかと。


さてさて、これで某alphaブロガーさんにも怒られない程度に告知も済んだところでたたき台を組み上げていきましょう。

総評

テレビアニメ化に当たって、勝負所になるであろうと予想していた第3話。
期待通りに美しい展開を描いていただいたと思います。
夏休みに入って、プールに行くのもつかの間、3人は活動場所を部室から唯ちゃんの部屋に移していつもどおり。あいちゃんとの繋がりを作りつつ話を進めていくという、予定調和ながらも堅実な話運びでポイント高いですね。
必要以上の動き(プールでのスライダー等)にアニメオリジナルの演出(自動販売機前)も冴え渡る、前半では屈指の出来だと思います。


その後の流れで、各話の最後にまとめが入るのが定例になってきましたが、この回ではあいちゃんに送るメールの文面、

縁ちゃんは死なないし
唯ちゃんはカワイーし
私はしゃべれるよ


───夏───

がまとめになっているのかなあと今、見返して思いました。例のBGMも流れてるしね。まとまっちゃうよなー、夏まとめなら仕方ないよなーって。


ゆずこがあいちゃんにメールを送る流れは、本当は「本屋さんで仲良くなったの」(アニメでは4話)を挟んでからなので、唯ちゃんはそこに疑問を持たなかったのかとも思いつつ「一体いつからアニメ本編と時系列が前後していないと錯覚していた?」ぐらいで流しておきましょう。実際、4話の開始は入学式の回想から入るし、ちょっとくらい色々あってもいいんじゃないかな、最終話放送の2日前に3話の記事を書いてる人もいるしね。

Wikipediaさんから引っ張ってくるのが楽で、ありがとうございますってなるやつ

サブタイトル:夏休みじゃーい!
脚本:ピエール杉浦、高橋ナツコ
絵コンテ・演出:博史池畠
作画監督:小嶋ケイ祐

アバン

・ほっぺくっつけてガッチガチに動かすやつ。かわいい(個人の感想)
・左に走っていくのが映像論的にどうたらこうたら

Aパート

・プールパートの可愛さについては僕から言うまでもないことなので割愛
・モブの子供が色付きってことはゆずこと縁さんは同じレベルに立っていることであってですね・・・


・電車は右へ動いていくので映像論的にどうたらこうたら


・プールに右へと向かうのが(ry。ゆずこと縁さんの顔がのっぺりとしてる感じのデフォルメでかわいい(個人の感想)


・笑顔でゆずこの頭を水面に押し付ける唯ちゃん。普通にヤバイ絵面。
(参考gif:http://yuyushiki-gif.tumblr.com/post/50573772504


・背景の線を曲げる曲パースをプールの縁で自然にやる奴


・水柱の上がり方すごい。完全に作画監督の趣味なんでしょうけどもっとやってください。


・焼けたアスファルトセミと来て自転車を映すカット。焼けたサドル?


・「夏が不惑?」:縁さんはツッコまれるのが実は苦手なんだけど、アニメでは富士山のときの「ほぇ〜」がないせいで貴重ないじられシーンなのである


・俯瞰、さらに俯瞰(同ポ:同ポジション、使ってみたかった作画用語(?))、引いた俯瞰。



自動販売機前のシーン。PVでは最大の見せ場と僕の中で話題になっていましたが、予想通りの繋がりだったのでよしよしって思いました。
(参考:http://d.hatena.ne.jp/esuji5/20130408/1365428837
ところで、ゆずこが買ったのはコカコーラっぽかったんですが、あんなに放り投げていいのかしら。


・空繋ぎに一番星が。そのちょっと前でゆずこ達は左に抜けていくので映像論的にもどうたらこうたら


・『言の葉の庭』もそうだったんですが、高校生の勉強といえば二次関数のグラフを出しておけばいい感じは分かりやすくていいですね。

小物であるシャーペンと消しゴムくらいは特定できるかなと思いましたが、特徴あるものでもないのでよくわかりませんでした。原作を見ても特定の実際に存在する物をキャラクターに持たせる作品って感じじゃないので、原作通り感はあるのかしら。
(1話のiPod nanoと2話のキャンパスノートパロディは忘れておくやつ)
(消しゴムは明らかにmono系統なんでしょうが、限定パッケージならあるにはあるって感じなのでそこまで深読みするかなあというところ:http://news.livedoor.com/article/image_detail/7466781/?img_id=4449666


・「ゆいのへや」:かわいい(個人の感想)


・パジャマ着ないで寝ると死ぬウィルス:とは関係ないけど、ゆずこの首振りパターンが楽しい。


・せーのっ!:かわいい(確信)


・じゃあもう帰るか!?:2段階速度調整付き首振りゆずこ&縁さん


・「唯ちゃん」「ん?」「また遊びに来ていい?」:原作から追加されたやりとり。えへへ、ってなるやつ



・星空繋ぎ

Bパート

・首振り最終形態ゆずこ:4枚の動きをループさせるところまできてしまった。3話は小嶋ケイ祐さんを上手く起用した首振り回だったんや!




・後ろ向きに照れる縁さん:かわいい(真理)


・コカコーラ(唯ちゃん)、多分カルピスソーダ(ゆずこ)、カフェラッテっぽいパックコーヒー(縁さん)



・今日のモブカワ


・あいかわ(あいちゃんかわいい)



・11話で名前が出てくる栄大さんの後ろ姿:ところでこの写真達を撮ってるのは縁さんのお母様ではないかと勝手に思ってるのですが、そうなると唯ちゃんにだけ写真がメールで送られてきたのも縁母さまが連絡先を知っているのが唯ちゃんだけだったからでは説が成り立つなあと(原作でゆずこは縁の親に会ったことがないと言っている)。縁さんの愛に溢れた写真を滞在先のホテルなんかのWI-FIで送ってくれる縁母さまマジ母さま(妄想です)。もちろん、母さまが虫を引き寄せている説も有りかと思われます(妄想)。


・学年を1つ間違えたくらいには唯ちゃんの胸が大きい


・コカコーラ(Coca-Cola)だと思われていたものはCoka-Colaであると判明。ちなみに"Refreshing & Uplifting"のところが"Refreshing & Stimulating(1.刺激的な、興味をかき立てる 2. 元気づける、活動的な:ウィズダム英和辞典)"となっている。こういうこだわりも面白いけど、どうせなら、1話の店の看板に書いてある”patisserie je taime”の綴りが”patsserie”になってるのをね、なんとかしてほしかったというかなんというか。BD見るまで確認しなかった僕も甘かったですが。


・唯ちゃんとのディスコミュニケーションから独りの自動販売機前に繋げるとはねー、感服です、シャッポを脱ぎます。もっかい自動販売機前を入れてくるとはね、天才かと思いました。「3人の中で縁がいなかったら、コミュニケーションが成立しなさそう」という論の答えはすべてここにあるんや。


・繋げる空にも星は無い。



バスクリン
(参考:アニメのお風呂のお湯が何故『緑色』なのか解説 緑色なのは科学的に正しいから - karimikarimi


・再登場で光を背負う縁さんマジ天使


・原作で一コマの中に収めた「死なない?」「死なない、死なない」のやりとりを画面左下でひょこひょこと入れてくるゥ!



・元気になった縁さんをいつもの感じに戻すために、唯ちゃんいじり→怒られるのパターンに持っていくための首チョップ?


・今日のまとめ

あいちゃんが唯ちゃんスキーでなければただの迷惑である。

ED

・本編に出てないのに部室のペン立て推しは続く


本文とは関係ないけど実に面白かったので

D
今日(24日)がドラマ最終回、
そして映画も

映画「真夏の方程式」6・29公開
http://www.galileo-movie.jp/index.html

というダイレクトマーケティング


僕に得はないけど、動画が面白かったから。実に面白かったから。

新海誠『言の葉の庭』を音響から観る

新海誠」と聞いて、「写実的な美術で暗い話を描く人」という印象しかなかった私が『言の葉の庭』を観て驚いたことを書く記事。


きっかけは某t氏との会話、
t氏「『言の葉の庭』見て来ましたけどすごいですよ。『GJ部』や『ゆゆ式』に見られたアレと繋がる要素があるのでおすすめです」
えすじ「見ます」


次の日、劇場のほぼど真ん中で観て、その環境の影響も大きいのだろうけど非常に驚いたことがひとつ。



こいつは、音響の作りがめちゃくちゃいいぞ。


臨場感だったり遠近感だったり

映像の美麗さやレトリックの秀逸さは僕から言うまでもないのでおいておくとして、
音響、特にここでは雨の降る音や効果音を指して環境音とまとめて表しますが、その出来栄えが非常に良かったのです。


なにが良かったかということを言葉で説明するのは難しいですが、悪かったとしたらどんなものかということは簡単で、それは「平面的でのっぺりとした音」というような表現になります。


そもそも人間は耳に入ってくる音を立体的に捉えることができます。
音は人間の鼓膜に届く前に、耳たぶの形状により反射・回折し、音が入射してきた角度に特有の周波数変化を起こします。その周波数変化と、実際の目視等による音源の位置確認をセットとして日常的に学習することによって、こういう音が聞こえたらどっちの方で鳴っているものだと判断しているのだそうです。


音を録音するだけならマイク一本で事足りますが、それだけでは上に書いたような複雑な音響効果は付与できず、平面的な音になってしまいます。

バイノーラル録音等の特殊な録音方法によって立体感を付与する選択肢があるにはありますが、一般的なアニメ制作においては、そこまでしないのが通常でしょう。平面的なディスプレイから受ける視覚情報ともマッチするので、むしろ自然なことのようにも思えます。



しかし、アニメーションでありながら写実的な美術設定という、現実の映像よりも立体感を感じるような新海誠氏の映像を前にしては、求められる音響も別次元の出来でなければならなかったのではないでしょうか。


そんな気合を感じさせる素晴らしい音響でした。


例として本作の重要なテーマである雨の音で言えば、傘の下で、駅のホームで、屋内で、それぞれ聞こえ方が違ってきますが、その録り分けも絶妙でした。ときには包み込まれるように、ときには近くで、そして遠くで。


音の遠近感もしっかりとしていることから、バイノーラル録音というよりも、マイクアレイを用いた機器で録ったのではないかと推測しますが、その妙技については音響について迫ったインタビューでも特に公開されていないようで残念です。


音の遠近感について気をつけながら観ていると気になるシーンが2点ありました。1つはタカオとユキノが初めて出会ったときに、タカオがカバンを開くファスナーの音、2つ目はタカオの教室に響いているチョークで文字を書く音。この2点に関しては、いきなり対象の音が近くで聞こえるような感覚を受けたので、何かを強調するようなシーンかと思っていました。t氏にそのことを話すと、


「それは実写のビデオコンテを撮ってるとこだからじゃないですかね」


というナイスな回答をいただきました。それならちょっと音の録り方や取り扱いが他から浮いていてもしょうがないかと思いつつ、劇場販売分のDVDは当然買いつつ特典であるコンテ映像にもきっちり目を通しているt氏の本気っぷりにも恐々としました。


もちろん、他のシーンでも音響についてはまったく手が抜かれることはなく、映像と物語の緊張感を保ち続けます。46分という長くて短い絶妙の時間を駆け抜けていく感覚は、なかなか他の作品では味わえないと感じました。



※音の聞こえ方については個人によって差異があります。また、劇場の設備や座席位置によっては同様の効果を感じられない場合があります。本文中の説明は音響工学的な正しさよりも一般の方への分かりやすさを優先して書いていますのでご了承ください。

参考:

21日にはBD、DVDが一般書店でも販売されます。

関連商品 - 言の葉の庭
http://www.kotonohanoniwa.jp/page/item.html


新海誠監督の最新作『言の葉の庭』声優キャスティング&音響演出の方法に迫る|声優通 - 声優・アニメ・ゲーム・イベントの「今」を日本語&中国語でお届け!
http://koebu.com/seiyu2/2013/06/shinkai_130531/


バイノーラル録音 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%AB%E9%8C%B2%E9%9F%B3


マイクアレイ - Google 検索
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%A4&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=W9bBUbiJNI3pkgXzoYHIBQ&ved=0CAkQ_AUoAQ&biw=778&bih=719
マイクをたくさん並べるといいことがあるんです、ってことだけ分かれば問題ないっす。

定例のやつ

某t氏がいったい誰かというのはおいといて、id:tatsu2さんの『言の葉の庭』、いや、新海誠氏への愛に溢れたブログ記事もおすすめです。

言の葉の庭」を観て――ありふれた46分間の波紋 - subculic
http://d.hatena.ne.jp/tatsu2/20130603/p1
言の葉の庭」が送る「秒速5センチメートル」への返信――反射する輪郭は手紙となって - subculic
http://d.hatena.ne.jp/tatsu2/20130616/p1

ロングボトルのある缶コーヒー飲料(ブラック)を紹介する記事

そういえば最近は缶コーヒーも飲むなあと思いつつ、でも容量が多いボトル缶ばっかりだよね、このエロスが!(?)ということに気がついたので、昨日の記事と合わせて紹介しておく記事です。


缶コーヒーは容量によって呼び方が色々違うようですが、そのへんはWikipediaの項目が詳しいのでご参照ください

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BC%B6%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC

ルーツ アロマブラック 400g ボトル缶(24本入り) 「JTオンラインショップ」
http://www.shopjt.com/products/detail205.html


・「いつでも美味しい」をコンセプトに作られたという商品。酸味や苦味がほとんどないが香りは良い。クセがないので非常に飲みやすい。



ニュースリリース|企業情報|ダイドードリンコ
http://www.dydo.co.jp/corporate/news/2013/130222.html


・TVCMもよくやっている、浅煎り、深煎り、10種類をブレンド、よくわからんが確かに複雑な味がする。ダイドーのブランドで出さないほうが販売力があったのではと思える逸品。


キリンビバレッジ | ニュースリリース | コーヒー豆をサクラのウッドチップで燻した、 芳醇な香りのボトル缶入りブラックコーヒー 「キリン ファイア 燻製珈琲ブラック」3月12日(火)新発売
http://www.beverage.co.jp/company/news/page/news2013012303.html


・こちらも複雑な香りで、家でのドリップコーヒーじゃなかなか味わえない感じ。キリンさんはいい働きするなあ(2日連続2回目)


TULLY'S COFFEE BARISTA'S BLACK ラインアップ
http://www.itoen.co.jp/products/list/products_detail/lineup/id=4965&cid=1673


・ブランドに惹かれて買って後悔しない逸品。ブラジル100%だったり、コロンビアなんかが10%混ざったり、時期によって中身はちょっと違うのかもしれない。


まとめ

・家で淹れても味が追いつかないくらい品質の高いものが多い。そもそもここに挙げたものはアイスコーヒーが主流なので、その違いはあるかもしれないが。
・RootsはKEYコーヒー監修だったり、タリーズは販売経路が伊藤園だったりと既存の技術だけでないところまで開発努力が進んでいて興味深い。
・日本の清涼飲料水業界ごいすー


ブラックでもボトル缶でもないけど、id:karimikarimiさんもおすすめのやつ

ルアーナのこだわり
http://c.cocacola.co.jp/luana/product/#2


・無糖でミルク入り。ミルクの分量でバリエーションがあるが、入れたら入れたで多めの方が好きです(個人の感想)
・コーヒー系は品質にこだわった製品が多いのもいいですねえ、もっとやってください。